概要
漫画「プリンタニア・ニッポン」の主人公。
地形設計士の青年で、プリンタニアのすあまとそらまめを扶養している。
人物
物語序盤
落ち着いた性格で、あまり物事に積極的に関わろうとはしない。
しかしながら巻き込まれ体質で、特にすあまの出力事故以降は「事故マニアの方ですカ?」と疑われるほど。
人とのコミュニケーションがあまり得意ではなく、人見知りで愛想がない。
塩野1との友人関係も、少年期の友人義務制度により「最初に決められている友人」からの付き合い。
コンサルからプライベート部分に指示を受けるのも忌避的で、食事や友好関係や家具配置などへの意見ははぐらかしたり返答はしても変更はしなかった。
シンプルで素朴な生活を好むようで、部屋には(プリンタニアの飼育用具を除き)変形家具1つのみが置かれており、食事は栄養食7種のみを食べ回していた。
そんな彼にも少年期からの憧れがあり、柴犬を飼ってみたかったらしい。
そうして生体プリンターから出たのはプリンタニアになってしまったが、「他者との共生」の評価を上げるためもあり、そのまま飼育することにしたようだ。
49話:評価診断以降
落ち着いた性格はそのままだが、ここに来て友人数の増加、交流も職務とプライベートの両方で綿密、扶養生物のためなら面倒事も引き受けると言い出す等、前回の評価診断時データから作られた本人模擬人格も少々驚きの変化ぶり。…本人はプリンタニアの影響であることには自覚的。
結果として評価レベルに見合わない情報保持の代償、プリンタニア・プランへの参加義務が課せられた。
今後、佐藤としては評価レベルを上げ、プリンタニア関連の情報に正しく触れられるよう善処する様子。
…できる範囲で!
経歴
地形設計士として働き、柴犬を飼育することを目標にLvを上げていた(※作中世界では評議会からの一定の評価がないと特定の生物を飼育できない模様)。
柴犬を出力しようと操作したニューチノー社の生体プリンタから事故でプリンタニアが出力されてしまったが、そのプリンタニアをすあまと名づけ飼育し始める。また、その際に同時に出力され隠れていたもう一匹のプリンタニアの存在には後ほど気がつき、そらまめと名づけ同様に飼育を始めた。
物語の開始時点では友人は塩野1ただ一人であったが、プリンタニアを通して交友関係が広がり、現在では瀬田8や向井62とも友人登録をしている。
扶養プリンタニア
すあま
佐藤の一頭めのプリンタニア。モデリングはほぼ素体。白色でまるまるでもちもちの中型犬程度の体積。葉緑体を持っているため活動しなければ食事しなくてもいいが、一応は動くため食事もする。主食はザラメ。実は飲み込めるものなら食えるが、扶養主に似て挑戦心は希薄。
人に懐く個体で佐藤には懐いている。
佐藤が柴犬を希望していたのは把握済みで、望まれたものになれなかった・柴犬になりたい気持ちがあった時期もあるが、現在は落ち着いている。
そらまめ
黄緑色のネズミサイズ。佐藤の2頭めのプリンタニア。佐藤が出かけた隙に生体プリンターが勝手に起動して出力された。