供養峠
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くようとうげ
供養峠とは、怪物オロチの住処。
運命、サダメ、そしてシキタリ・・・。
月影村から怪物オロチの住処へと続く峠道。化け物たちが無数に生息しており、しばらく進むと「竜の顎」と呼ばれる巨大な竜の顔の形をした洞窟への入り口がある。
この洞窟こそがオロチの潜む洞窟であり、オロチに子供たちを捧げる「いけにえの洞窟」である。
月影村では村の平和を守るために幼い子供を供養峠の怪物、オロチのいけにえとする習慣がある。道中で鈴の音を響かせては、毎年村の子供たちを供養峠へ連れ、オロチのいけにえとして捧げていた。
供養峠に現れる化け物たちは、オロチのいけにえにされた子供たち。供養峠にはオロチなどいない。
そこにあったのはある一人の男の邪心。その邪悪さで子供たちを化け物に変え、操り続けてきた男。
その男こそが、供養峠の怪物、オロチ。
月影村の正体とは、月影によって化け物に姿を変える特異な一族が隠れるように生きる村。村が人里を離れた場所にあるのはそのため。村の一族はこの体質がある以上、村の外に生きていける場所はない。
男が子供たちをいけにえに欲したのはそこに目をつけたため。薬によって子供たちを完全な化け物に変え、男の言うことを聞く怪物に変えるため。
怪物なのは、あいつらの方さ。あんたらも見ただろ?
怪物をたすけるために、人間であるこのおれを倒そうというのかッ!
様々なことが起きる変則地形・・・男の狙いは世界に存在するその変則地形の支配にあった。
しかし大人に薬の効き目はない、そこで月影の夜に理性を保てなくなる子供のいけにえを求めたのである。
追い詰められた男は、子供たちの生き血で作ったまた別の薬を取り出す・・・。
・・・たとえこの場で力尽きようとも、
オロチは何度でも復活しようぞ・・・クックックッ
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