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兜跋毘沙門天

とばつびしゃもんてん

兜跋毘沙門天とは毘沙門天の変相の一つである。
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概要

地天女が両手のひらを上に向け、その上に立つ、という姿をした毘沙門天。両側には二人の鬼を伴う場合もある。
この二人は漢訳仏典を用いる伝統において毘沙門天像の土台として代表的な、彼が降伏させた邪鬼ではなく、地天女の眷属である鬼である。二鬼の名は尼藍婆(にらんば)、毘藍婆(びらんば)という。
地天女の別名は「歓喜天」というが、象の意匠はなく聖天とは恐らく別人。

毘沙門天が着用する鎧は、通常版と同じく唐風のものだが、西アジア方面の意匠が取り入れられた異国情緒のあるデザインとなっている。
長めの宝冠をかぶった作例(教王護国寺所蔵の像)もあり、この点も通常版と異なる要素である。

名称

兜跋とは「とばつ」と読む。西域において、唐の時代に存在した兜跋国にこの姿の毘沙門天が顕れたという。響きの似た地名としてバクトリアの別名「トハーリスターン」、チベットの「吐蕃(とばん)」、ウイグルの「トゥルファン(吐魯蕃)」があり、トゥルファン説が有力視されている

その他

日本においては刀八毘沙門天(とうはちびしゃもんてん、とうはつびしゃもんてん)という変相が存在する。「とばつ」の字が訛ったとも誤解されて生まれたともされるが詳細は不明。
こちらは獅子に乗り多くの手に多数の刀を持つというもので、兜跋毘沙門天とは全く異なる図像表現である。

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