欧米の住宅にて発展したもので、日本に取り入れられるようになったのは昭和の半ばになってからである。
一般的な窓と同様、床からは離れている。建築基準法上は45cm以上離すものとされる。
なお、床に接したものは、出窓というよりもサンルームと呼ばれるものに近くなる。また床に接することでその分だけ床が広がり、建築基準法によって床面積に加算されてしまう。
上記のように、家を外から見ると、出窓の部分が張り出して見える。張り出した分だけ屋根などに遮られず採光に優れ、室内を明るくすることが可能である。
いっぽう室内から見ると、外に張り出した分だけ部屋の内部空間が広がり、実際の空間とともに見た目も広々とする。
出窓の内側には張り出した分だけの棚状のスペースができ、ここに飾り物や植木鉢を置いたり、カウンターや腰掛けとして利用したりすることもできる。
このようにおしゃれな雰囲気を醸し出せ、生活に潤いをもたらしてくれる出窓であるが、デメリットとして結露が生じやすいという点がある。