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初恋ばれんたいん

はつこいばれんたいん

初恋ばれんたいんはギャルゲーブーム全盛期の1997年にオリジナル版が1998年にリメイク版がそれぞれファミリーソフトからPS1で発売された(実製作はフィル・イン・カフェ)。
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概要

初恋ばれんたいんとはギャルゲーブーム全盛期の1997年にオリジナル版が、1998年にリメイク版がフィル・イン・カフェ製作・ファミリーソフト発売でPS1でリリースされた恋愛シミュレーションゲームである。後発作品の利点と言えるときめきメモリアルの欠点だった「攻略対象が同級生に偏重」を是正し、上級生、下級生、最下級生まで広げたのと、家族設定オプションの利点と、その反面リロードが遅い為インターフェースが悪く、折角の利点を台無しにした問題点もあった。

まぁ、その他諸々の事もあり、悪い意味で後世に残る伝説のギャルゲーとなってしまった訳で。


INTRODUCTION

私立桃山高校。進学にもスポーツにも特に力を入れている訳ではない何の変哲もない平凡な高校。

主人公・木下藤吉はその卒業生だった。ある日、高校時代に恋人となった女性とその女性に縁のあると場所へ電車で向かっていた。その中で目的地までの間、藤吉は高校時代の出来事を思い出していた。


GAME SYSTEM

高校2年生の始業式から高校3年生のバレンタインデーまでの2年間主人公を育成して意中の少女と結ばれるシミュレーションゲームであるが、特定のヒロインのチェーンイベントをこなせば、それ以前にゲームが終了する。

1週間の内、月火木金は育成(チェーンイベントが起きると1日潰れる)水土は学校を探索し彼女とコンタクトを取り、日曜はデート、または育成・休息に勤しむものだった。 (バイト先が何故かヒロインと共に同じファミレスだが気にしない様に)

クラブは強制参加だが、文化系は文化祭で、体育系は練習試合で、更に一定数の勝利を収めたら全国大会に出場も出来た。


CHARACTER

木下藤吉(名前変更可能)・主人公でプレイヤー

織田夏澄(CV.日高のり子)・藤吉の幼なじみその一。ゲーム前半のメインヒロイン

武田雪恵(CV.伊藤未央)・藤吉の幼なじみその二、唯一の上級生

大友千秋(CV.美木まさき)・ゲーム前半のみ登場する下級生

真田春菜(CV.柳原みわ(現・星河舞))・藤吉の幼なじみその三、唯一の最下級生にしてゲーム後半のメインヒロイン。

斉藤綾(CV.森本晶)・藤吉の幼なじみその四で唯一ゲーム全編に登場するヒロイン。

前田麗香(CV.北条静香(現・あらいしずか))・テニス部のマドンナで、所謂お嬢様系キャラの同級生

伊達桜(CV.茶山莉子)・同級生で日本舞踊の家系に育った大和撫子

松平葉子(CV.茂呂田かおる)・家庭の事情を抱える同級生

毛利麻美(CV.そのざきみえ(現・園崎未恵))・下級生で女系家族で育った

島津絵里(CV.永瀬いくみ(現・永瀬江美弥))・下級生で雪江の後輩


宇佐美小夜子(CV.小池かの子(現・幡宮かの子) ある条件を満たすと登場するサブキャラクター

木下音々(名前変更可能)(小池かの子(現・幡宮かの子)(リメイク版のみ)・藤吉の妹。リメイク版では前半に交際相手が居ないと、とんでもない出来事が起きる。


立花純介・藤吉の親友その一、リメイク版では藤吉と次述する高橋良寛の3人で「冴えない軍団」を自称した。

高橋良寛・藤吉の親友その二、リメイク版では「冴えない軍団」の団長を自称する、

滝川仁・矢鱈藤吉を目の敵にする自称「さすらいの部活野郎」で自称藤吉のライバル。必ず藤吉と同じクラブに入部するある意味ストーカー

今川先生・生活指導の中年教師


問題点

本作の問題点は以下の通りである。

名前が漢字登録出来ない!

漢字登録出来るのは「木下藤吉」のみで、後は平仮名、片仮名、ローマ字、数字のみで、「日本一恥ずかしいゲームを作ろう(注1)」の悪趣味さと手抜きが窺える

インターフェースが最悪!

やはり、本作の最大の欠点である「ゲームのインターネットフェースが最悪」は外せず、リロード画面に時間が掛かった為、その分プレイ時間が掛かってしまった。

アルバムモードが中途半端

オリジナル版はゲームをクリアするとそこで終わり、電源を切るまで延々エンディングテーマが流れ、リメイク版では改善された。

しかし、意中のヒロインのアルバムを観るにはクリア前のセーブデータを保存しないと観られない仕様だった(注2)。

(注1) 当時発売されていたサントラより

(注2)意中のヒロインだけでなく他の無関係なキャラも記録出来た

余談

  • 本作はメインヒロインが前半と後半で入れ替わる前代未聞の仕様で、前半のヒロイン・織田夏澄は高2のバレンタインデーで転校し、高3の始業式に真田春菜が入学するまで、メインヒロイン不在となる。
  • 展開によっては死亡するヒロインも居り、ヒロイン死亡EDの場合、藤吉が向かうのはヒロインの墓参りと言う事になり、当時のギャルゲーにしては珍しい展開と結末だった。
  • これでインターフェースが良好だったら良作になったかも知れず、無念でならない。

関連作品

ときめきメモリアルギャルゲーの始祖にして金字塔であったが、後年のシリーズでは没落の憂き目に遭う。

めぐり愛してときメモ初代ディレクターだった永山義明氏のゲーム最終作。イントロダクションが本作と酷似しているのと、ユーザーから不評を買った共通点繋がり

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