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本作の舞台である「天和国」に存在する八百万の神達が宿った剣である。


その能力は戦闘に特化したものから生活に実用的なものと個々によって様々である。

「顕れたまえ、○○(劍神の名)」という解号と共に力を解放出来「鎮まりたまえ」と唱えれば能力を解除出来る。



使用出来るのはその劍神に対し正式に契約を交わした「鞘」のみであり、例え劍神だけ奪ったとしても他人が使用するのは不可能である。


契約方法は様々であり、契約者のいない劍神を手にした際に劍神自身から認められた者、劍神そのものが鞘として見定めた者、または何らかの事情で劍神との契約を解除し別の者に継承する者と存在する。


劍神と契約出来た鞘はその力と共に不老の肉体を手にする事ができ、鞘によっては何百年・何千年と生きている者もいる(ただし一部の例外を除いて任意で不老の肉体を放棄し人として年老いていくことも可能)が不老であっても不死ではないため、致命傷や病気などで死ぬこともあれば劍神に見限られ契約を破棄される場合もある。


実は実体は全員が女神であり、そのためなのか鞘も全員男性である(女の姿をしていても鞘と判明した場合男だと確定されるため。)





十二神鞘編集

数ある劍神の中でも特に強力な劍神に選ばれた12人の鞘のこと。

契約されたものは身分や経歴関係なく秘女王の下に送られある程度の修行期間を経た後

国の長として高い権力を得られることが出来、他にもその特権として国内の通行・施設・宿泊などは全てフリーパスであり、その国に存在する属鞘をすべて自分の臣下として治めることが出来る。

そのため、継承者を作らず契約者が死んで欠員が出た場合、その力と地位を目当てにならず者達が後釜目当てに争いあい国が荒れるという問題もある。


各神鞘によってその役割は違い

「地、水、火、風、空」と自然の力を司り、大きな自然災害が起きた場合その鎮圧を任されている五人を「五天鞘」


「眼・耳・鼻・舌・身・意」と人を司り各管轄の責任者を任されている六人を「六ノ鞘」と呼ばれている。




属鞘編集

それぞれの十二神鞘の直属の部下である鞘。その数は各神鞘によりバラバラであり役割なども仕える神鞘次第であり、町や村の長を務め比較的安定した暮らしをする属鞘もいれば、その神鞘に縛られ奴隷のように扱われる属鞘もいる。


また属鞘の中でも第一属鞘と言う属鞘達のリーダー各が存在している。





降る編集

敗北や忠義を認めた鞘が別の鞘にその生命と共に劍神を捧げる儀式

「劍神○○、今ここに大いなる鞘に降らん。我が生命(ミタマ)、偉大な劍神と共にあれ。鞘○○の下に。」

と言う「降下の誓言」によりその肉体諸共別の鞘の劍神に封印される。


降した劍神はその鞘が使う事が出来るため多くの鞘を降せば降す程多くの劍神力を使う事が出来る。

また十二神鞘を降した場合、その十二神鞘の能力は勿論、その十二神鞘の持つ国や権限を手に入れ、仕えている属鞘の新たな主にもなることが出来る。




鬼化編集

鞘が憎しみなどの負の心に飲まれ暴走する、いわゆる鞘の闇堕ち状態の事。


鬼化した者は劍神が「鬼神」として黒く染まり、身体のどこかに「鬼胎紋(キモン)」という核が現れる。

鬼化した者は理性を失い、ただ破壊のままに暴れる殺戮者に変貌するが、十二神鞘クラスになると理性を保ったまま鬼化することが可能。


五天鞘を除く七人の十二神鞘は既に鬼化しており十二神鞘として平静を装いながら強い憎しみをひた隠しにしているのである。


十二神鞘クラスになると通常の鬼化に加え、劍神だけでなく自らの肉体を鬼に変貌することや、鬼神と一体化し自らが鬼神になることも可能である。



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