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CV:石田彰


概要編集

六ノ鞘の1人で、劍神「縛囚(バクト)」の鞘。

権限としては「ヤマタ」領主及び、警察(モノベ)の最高責任者を任されている。

外見は銀髪の美少年そのもの。左頬には紋様が刻まれており、「縛囚」の力をより大きく解放する際には全身紋様が浮かぶ。


現・六ノ鞘では唯一天和国にて誕生したことから、「逐力」のとなるべき人間を「交換」によって引き入れるために、「神開の森」で門脇と入れ替わり日本に降り立つ。

アラタ同様「入れ替わり」によって、周りの人間からは門脇の姿に見えている。また「縛囚」の能力によって周囲から記憶を読み取ることで、アラタと異なり違和感なく日本に溶け込んでいる。


能力編集

劍神「縛囚」の能力によって、黒い縄状の神意や鋭いツメを伸ばすことが可能。


ツメで刺された相手は精神記憶干渉され、操り人形のように洗脳されてしまうほか、「鬼化」状態で刺されることにより対象も「鬼化」、理性のない化け物へと変えられてしまう。

また最大の武器である黒い縄は、形状通り対象を捕縛することができ、肉体を完全に巻き込まれると縄の「エサ」となり、ハルナワの一部として取り込まれ消滅してしまう。


他の六ノ鞘同様、「鬼化」によって怪物然とした姿に変わることも可能。


使命編集

十二神鞘「ムメイ」の忠実なる部下として、天和国では次代秘女王即位を止めるべく、秘女族の「娘」を根絶やしにする任務を受けており、そのために秘女族から娘だけを狙って暗殺を繰り返してきた。


そしてアラタが幼い頃にも、彼が「」として出生届けを出されていたことから一度は命を狙い、その過程で彼の両親をも始末した仇敵である。しかしアラタが「」であると知り、届け出が虚偽であったことを悟り見逃した。


日本に現れた後は襲い掛かってきた門脇の先輩達を殺害し、その後革が鞘を1人降す度、「ゲーム」と称し日本でも一人ずつ殺していくと宣言。ヨルナミが降った直後に優を殺害する。クグラが降った後は仍を狙うが、過去に取り逃がした秘女族の「娘」たる織部実名を発見、ゲーム終了を宣言し過去の失態を払拭すべく第一目的を実名の抹殺に転換、アラタ共々付け狙うこととなる。


なお日本においても、体のどこかに文字が浮かび上がる形で主人たる「ムメイ」と意思疎通を図ることが可能であり、これにより状況報告を行っている。


性格編集

振る舞いは穏やかそのものだが、他人の命に対して全く関心のない冷酷かつ残忍な性格で、手始めに襲い掛かってきた門脇の先輩達を容赦なく殺害・吸収、その後も実名を殺すために無関係な人間を次々と「縛囚」によって殺害もしくは「鬼化」させることも厭わない。


一方でその戦闘能力・任務遂行能力から、与えられた使命任務にはより忠実であり、業を煮やすと暴走するという一面もある。ゆえにアラタを過去に見逃したことについては、結果的に「創世」に選ばれた革を天和国に連れて来る事態となったため後悔している。


正体編集

「ムメイ」が死人の肉体を継ぎ合わせて造り出した「人形(ヒトガタ)」のうち、生前の「戦闘能力」「任務遂行能力」「殺傷能力」「運動能力」「魅力」などを厳選した材料を用いられた、「最高傑作」ともいえるゾンビ的人工生命体。「ムメイ」が多数保管している「人形」の核として、それらの身体と脳をリンクさせられており、「ハルナワ」の意思は人形達の動作によって「ムメイ」や「シム」に伝わるようになっている。


なお頭部=顔は、「ムメイ」が理想的な顔として見出した、ムナカタの息子のものが採用されており、人形達とリンクしているのは厳密には彼の脳である。しかし彼は生前一家惨殺を引き起こした凶悪殺人犯であったゆえ、その凶暴性をも引き継ぐに至ってしまう。


やがて実名抹殺が遅々として進まないことに業を煮やすに至り、「ムメイ」や「シム」の指示も届かなくなるほどに暴走を開始、東京都民そのものを「鬼化」させてアラタや実名を追い詰めようと動く。


余談編集

TVアニメにおける中の人のキャスティングについては「意外性がないのではないか?」という指摘を受けたが、作者自ら「ここで意外性はいらない」として石田彰におさまった。

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アラタカンガタリ

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