概要
白咲中学校3年3組の男子生徒。藤沢彩菜のクラスメイト。
作中における良心である。
外見
漫画では少し後ろに逆立った黒髪が特徴。
爽やかなスポーツ男子のような印象をしている。
人物像
正義感が強く友人想いな性格で、どのような生徒とも分け隔てなく接する誠実な人柄の持ち主。クラスメイトの辻村健太郎、阿部祐樹と仲が良い。実は、同じくクラスメイトの山瀬裕也や常盤蓮とは幼馴染。
クラス内の揉め事にも公正に対処しようとする善良な人格者であるが、チンピラ数人を相手取ってもほとんど無傷で倒す等、蓮に負けず劣らずに腕っ節も強い。
かつて彩菜とは学校行事を通して思いを寄せるようになり告白したこともあったが、手酷い振られ方をされてしまった(実際は不良になってしまった蓮に脅迫されて彩菜が実行してしまったので、彩菜に非はない。)。それが原因で彩菜がクラス中から酷いいじめを受けてしてしまうことになってしまう。幼い頃は蓮や裕也とよく遊んだりするほど親しかったが、中学3年の時点では単なるクラスメイトでしかなくなっていた。
活躍(主に漫画版を中心として描く)
初登場はクラスメイトの一人峰嶋貴史が盗難事件を起こし(実際はある事ない事を吹き込むのに楽しみを覚える峰嶋に復讐する彩菜の策で起こしたもの。)、自身の私物が無くなった事が分かり逃げようとする峰嶋を半ば強引に止めた所である。次は蓮の命令で彩菜に告白した場面で手酷い振り方をした時に関わっていた森谷が蓮に酷く暴行された所に現れ、蓮の行いを非難するも『偽善者』と返されてしまう。また、彩菜と蓮のやり取りを聞く中で彩菜が自分を振ったのは本心ではない事を知り問い質そうとするが、彩菜はその場から何も言わずに立ち去ってしまう。
更に、蓮の取り巻きの一人川本大輔が彩菜の復讐によって肉体も精神もボロボロに崩壊されて歩いているところに自分が彩菜に対し、強姦を始めいじめをした事実を、偶然耳にし激昂した事によって歩道橋から突き落としてしまう。
いじめ事件がエスカレートする中で彩菜が自分を振った理由は、クラスメイトのいじめや蓮も関係していることを知って以降、独自に蓮の行方やいじめ事件について単独で調べるようになっては学校にも行かなくなってしまう。しかし、亮自身は蓮のことを心配してもおり、彩菜のことも変わらず想っている。実際クラスが分散してしまう前に亮本人も裕也に伝言を頼む形になったとは言え、「振られた事はもう気にしていない。彩菜に辛く当たるのは止めて欲しい。」とクラスメイト達に呼び掛けていた。
物語の終盤、野村藍の不意打ちによって重傷を負って倒れた蓮を見つけ119番通報して何とか命を救った。この時亮は蓮にいじめ事件の真相を知った時は怒りでいっぱいだったが、傷つき倒れた蓮を見てその気持ちも吹き飛び、やはり友人であると言う事を否定できない旨の胸中を伝えた。救急搬送される蓮に諭されたことで彩菜の復讐を自身が止めると決意。
しかし、亮が辿り着いた時には既に手遅れであり、変わり果てた彩菜を抱いて泣き叫んだ。
その後、大輔を殺めてしまった件について、自ら警察に自首する。警察から見て情状酌量の余地ありだったのだが、亮自身が「罪を償いたい」という希望の下での結果である。