古賀玲子
こがれいこ
大鳥学院に通うテニス部所属の生徒で、火巫女の計画により「鞘」に選ばれた二人目の少女。
ストレートロングにした緑髪が特徴的な吊り目の少女。
他の「鞘」に選ばれた少女達と違い、唯一主人公達と関わりがない。
自由奔放な性格だったのか、2巻において学院の教師である佐川と、午前中の授業も無視してセックスしていた。
玲子は佐川に惚れていたようだが、佐川は火巫女の命令により「鞘」の少女を探していただけに過ぎなかった。
絶頂して気を失った玲子は、そのまま佐川によって鉄仮面に捧げられる。
その後、神社の境内にて玲子は鉄仮面の儀式により、神将の武具である槍を無理矢理引き抜かれ、甲高い悲痛な断末魔を絶叫しながら絶命した。
その後、玲子の全裸死体は鉄仮面絡みの事件を追っていた大鳥香によって計画を調べる為に道具として利用された。その後、玲子の死体がどうなったのかは本編では不明だが、おそらくボダイに捕食させる等の方法で香に処分された可能性が高い。
ラスボスである火巫女により選ばれた「鞘」の一人、という重要な立ち位置にいる少女なのだが、本編において玲子が登場するシーンは
・1巻、火巫女の儀式により武具が宿った事を示す登場シーン
・2巻、佐川とのセックスシーン
・同じく2巻、その後鉄仮面に生贄として捧げられ、触手に犯され絶命するシーン
・同じく2巻、儀式後の全裸死体を香に発見されるシーン
のみであり、その後の回想シーンなどを全てまとめても3分程度しかない。
主人公達と面識もないためか、死後も玲子の犠牲について主人公達が語る事も全く無い。
(唯一、同じテニス部である綾乃のみ3巻で言及しているが、それも簡潔なもの)
と、重要な人物であるはずなのにほとんどモブキャラのようなぞんざいな扱いである。また、恋していた相手から裏切られた挙句に殺されてしまい、死後も計画を調べる道具として利用されるという不幸な少女でもある。
このように不憫な扱いの玲子だが、作中でもトップクラスに華のある可憐な容姿、儀式後の境内に捨て置かれたオブジェのような姿から、隠れた人気を持つキャラクターでもある。