性的倒錯の一つである。
正式には「屍姦」であるが、「屍」が常用漢字表外の字のため同音の漢字による書き換えがなされ、「死姦」とも表記される。
「ネクロフィリア(necrophilia)」と呼ばれる場合もある。
理由は様々であるが、「妻や恋人の死を認めたくない」「生きている内は相手にされなかったから」というケースが多い。
他には「激しすぎて心臓痲痺や血管破裂を起こされた」、「強姦に抵抗する相手をつい殴り殺してしまった」、「首絞めックスで加減を間違えた」等の「結果的に屍姦となったケース」も考えられる(ただし後者二つは最初から屍姦や口封じが目的の可能性もある)。
現実問題屍姦そのものが罪に問われる事はなく(当然強姦の結果殺害してしまった場合は強姦致死傷罪である)、屍体を損壊しない限りは死体損壊罪にも当たらない。
しかし日本では屍体を放置している時点で有罪となるため「死んだ妻を(屍姦目的で)放置していた」は有罪である。
更に日本では火葬が一般的であるため、葬儀後に屍姦を行うのが難しい。
創作業界では「屍体相手の方が昂奮する」という性的嗜好の一つとして扱われる事が多いが、世間では「死者への冒瀆」とされる行為であるため、社会的に受け容れられることはまず期待できない。
pixivやエロゲなどでは屍姦を題材としたイラスト(ゲーム)も存在するが、大体の場合グロテスクな表現を伴う場合があるため人を選ぶといえよう。
一応、安らかに死亡している相手に対しての屍姦というのも存在するが(前述の夫婦間の屍姦など)、イラストでは屍体である事を強調するために、基本的にはR-18Gにつながる要素を孕むことが多い。
極端な例だと脳姦(何故か死なない作品もあるが)や「斬首した生首をオナホ代わりにする」と言うパターンも少なくない。
余談だが安らかに死亡している場合(更に死亡直後なのか血色が良い場合)のイラストでは死んでいるかわかりにくいため睡姦というタグがつけられやすい。