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名前の無い男

なまえのないおとこ

ドラマ『妖怪人間ベム』に登場する敵キャラクター。原作アニメには登場しないオリジナルキャラクター。

「あなた、目が乾いてますねぇ……」

演:柄本明

概要編集

ベムたちのすぐ近くで暗躍する謎の男。

赤みがかった肌にベムの持っているものと同じ杖を持ち、その姿は原作アニメ版ベムに似ている。

ベムやベラ以上の感度を持つ感覚神経や、常人とは思えない治癒能力、盗み聞きしていた夏目刑事の背後に突然現れるなど常識では説明できないような不可解な力を持つ。

恨みや憎しみなど、心に闇を抱えた人間にの前に現れ「目が乾いている」として対象の目玉に緑色のスライム状の物体を寄生させて心の闇が増幅しさせより過剰なレベルの事件を引き起こす。

ベムたち3人に倒された後に人間の心を取り戻すと、流した涙とともにスライムも消滅し、寄生されていた間の記憶が欠落してしまう。


その正体はベムたちと同時に誕生したもう1体の妖怪人間で、「善の心」を持つベムたちとは対照的な「悪の心」そのもの。ベムたちと同じ本質ゆえに人間の欲望に反応し、上他者の悪事を加速させるのは「心を解放する彼らへの救済」だと主張する。

緒方晋作博士と同じ姿をしているが正体は博士自身が生み出した緑色の液体生命体で、活動するために博士本人の死体に寄生していた。

数十年前にベム達と対面したが、悪の自分を受け入れて貰えずに戦闘し深手を負う(この際、ベム達はそれまでの記憶を失っていた)。

作中ではベムたちとは直接会わないことが多かったが、終盤でついに彼らと接触。ベムたちの周りで起こっていた全ての事件の元凶であったことを語る。自身も人間になるために、妖怪人間が人間になる方法として「善と悪の両方の心を共有する」、すなわち自分の細胞と融合するよう迫るが、葛藤の末に細胞と融合することはせず、「人間を守る妖怪人間」として生きていく道を選んだベムたちが決別を選択し、ベムの杖で突き刺されたことで絶命。最期には自分に死を与えた感謝と、同時に二度と人間になれなくなったベムたちに捨て台詞を吐き、崩れ去る廃研究所の中で博士の遺体と運命を共にする。


劇場版では亡霊となって現れる。

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