「ベムさん達は、私なんかよりずっと人間です」
演:北村一輝
概要
物語序盤でベム達が住む事になった浅津署の刑事。
家族構成は妻の菜穂子、娘の優以、息子の誠(5年前に爆発事故に巻き込まれ亡くなった)。
ベムからは『夏目さん』、ベラからは『夏目』、ベロからは『パパさん』と呼ばれている。
職業柄、つい人を疑い詮索してしまう癖があるが本質はお人好しで、自分を犠牲にしてでも困っている人を放っておけない心優しい人物。
その優しさは、時には『目が乾いている』人物の心を癒すほどである。その清廉な人格故に、誠の死の真相を知った上に名前の無い男に『悪』を移植されて尚、ベムの決死の説得を受け入れて元凶への復讐を思いとどまった。
警察の激務のため泊り込みになる日も多く、家にいる時だけは良き家庭人であろうと努めている。
犯人逮捕の現場でベム達を見かける事に前々から疑問を感じていたらしく、最初の事件現場で遭遇した『謎の化け物』の正体もベム達と気付いていたらしい描写がある。
三人の正体を知り、もう一つの姿を見てからも今までと同じく分け隔てなく接している。
以後は最終話や実写ドラマ版本編の後日談を描いた劇場版で離別するまでベム達の心強い味方となってくれた。
一時的とはいえベム達を犯人だと思い込んだことに苦悩したり、名前の無い男の奸計で己の悪しき面を知って葛藤するなどある意味ベムの人間版ともいえるキャラである。