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概要

人間の血を吸い生きる種族。


吸血鬼の多くは人間社会に溶け込み、生活を営んでいる。


吸血行為は彼ら彼女らにとって、食事であると同時に眷属をつくるための儀式でもある。

といっても、吸血行為を行った端からみな眷属になってしまうわけではない。

「だって考えてみ?飯食うたびに家族が増えたら嫌じゃね?」


血を吸われる人間が吸血鬼に恋をしていた場合、人間は吸血鬼の眷属となる。逆に、血を吸われる人間が恋をしていない場合は吸血行為はただの食事―吸血鬼にとっての栄養摂取となる。


「眷属を増やして子孫繁栄を目的に存在している」「吸血鬼は"生きること"以外に何もしない」と語るように、あくまで吸血鬼としての生物的本能に従って生活しているらしく、明確に人間と敵対したり、何かの目論見をもって徒党を組んでいる様子はない。


ただしその存在を人間には知られたくないらしく、正体を隠すためなら(好みではないが)最悪の場合暴力も辞さないと考えるものもいる。

そのため、吸血鬼を知る人間でありながら眷属になる気配が無い(と思われていた)夜守コウは危ういポジションに立つことになった。

また、吸血鬼に血を吸われてから1年以上が経過した人間は、吸血鬼になることは出来なくなる。言うなれば1年以内に吸血鬼になれなければ、吸血鬼からしたら面倒な存在にしかならなくなる。


吸血鬼の特徴

外見

見た目で人間と吸血鬼を判別することはできない。吸血鬼だからと言って特にトランスフォームすることもない。ただ、吸血をする際は皮膚に小さな穴をあける必要があるため、犬歯が通常よりも大きく描かれる。

ただし吸血鬼は吸血鬼の匂いが分かるらしく、普段から吸血鬼と接している人間は匂いでバレてしまう。


また、吸血鬼は繁殖行為―眷属づくりをするのに人間に恋愛感情を抱かせる必要があるためか、容姿の整った者が多い。

寿命

不明だが、ただ生きる分には人間より長いと思われる。七草ナズナや本田カブラは三、四十年前から見た目に変化がなく、若いままである。

能力

  • 吸血:言わずもがな。血液のみが吸血鬼にとっての栄養であり、他の食事は不要となる。ただし人間時代からの習慣などで人間の食事を摂ることもある。
  • 怪力:ガラス(もしくは大理石?)のテーブルをワンパンで粉々にする、勢いをつけたパンチで腕をもぐetc.跳躍力も常人の比ではない。
  • 再生力:ちぎれた腕も雑にくっつけるだけで元通りになる。重傷を負った場合でも吸血によってある程度回復可能。
  • 浮遊:空を飛び回ることができる。ビルの屋上からダイブしても平気。
  • 透過:壁や障害物、そして人をもすり抜けることができる。ナイフで突かれても透過で無傷。物体を通り抜けている最中に透過を解除すると物体と重なっていた部分がなくなる。透過中の吸血鬼はあらゆる物体をすり抜けるが、同じく透過中の吸血鬼はすり抜けられず普通に触れる。
  • モテパワー:めちゃくちゃモテる。人間が吸血鬼になった場合、人間だった頃よりも色気が出るようになる。(例外もいる)

倫理観・趣向

明確に人間を見下したりすることは少なく、あくまで同等の立場で接する。


独特の恋愛観を持っているものもいるが、基本的には人間と同じ思考、感情があり、人と同じように傷ついたり笑ったりする。

夜と恋愛に深く関わる彼らのよふかしの様子もまた、この作品の見どころとなっている。


吸血鬼間に(眷属づくりなどにおいて)明確なルールがあるわけでは無く、ほとんどが暗黙の了解となっている。


またあちこちで異性を引っ掛けてるように見えるが、蘿蔔ハツカ曰く「眷属は1人いれば満足」という吸血鬼が多いらしく、実際に作中に登場する吸血鬼の多くは1~数人の眷属にとどめている。


酒好きが多い。他人の恋バナをに飲むこともしばしば。

吸血鬼になるデメリット

基本的に夜しか行動しない

昼にも外出ができるのかどうかは不明だが、現状夜にしか外出していない。(夕方はOKのようだ)

"いつか…「昼間に」……ごめん。なんでもない。"

鏡に映らない

とっさに自分の顔を確認できない。写真を撮るなどして確認するしかない(?)

人間の生活を捨てなければならない

人間が吸血鬼になる場合、つまり眷属となる場合はそれまでの人生で重ねてきた努力、交友関係などが無駄になるもしくは希薄になることがほとんどである。

上述の通り容姿もずっと変わらないため、怪しまれないように必ずどこかで人間関係をリセットする必要がある。

徐々に人間時代の記憶をなくしていく

現生の吸血鬼は大半が元人間であるが、吸血鬼として生きる年数が長くなるにつれて人間だった頃の記憶を忘れてしまう。ただし、人間だった頃の自分の血液を摂取することで忘れた記憶を思い出すことができる。

命を狙われる

吸血鬼に恨みを持つ目の死んだ探偵から命を狙われる。つい最近まで人間だったとしても。


補足

人の血は、夜が一番うまい

「誰かが言った。人の血は、夜が一番うまいと」

血がうまいかどうかは人によって違う

人間全員が同じような味なわけではない。なぜ血に美味い不味いがあるのかは実のところ吸血鬼にも分かっていないそう。ちなみに夜守コウの血は美味く、鶯アンコの血は不味いらしい(これは血を吸われてから1年が経過した人間=眷属になることがない存在であるからという推察がある)。

吸血鬼自身も吸血鬼の生態について分かっていないことが多い

生きること以外にあまり関心が無いのか、彼ら自身の生態について深く研究したりするものはいない。後述の「弱点」も、作中で明かされるまで吸血鬼側の誰も知らなかった。

望まずに吸血鬼になった者もいる

吸血鬼に恋をしてしまったばかりに、そして血を吸われてしまったばかりに、吸血鬼になってしまった人間もいる。吸血鬼となった人間は10年間血を吸わなければ自然消滅する。この場合難しいのは「血を吸うこと」ではなく「血を吸わずに自殺すること」だ。己のうちにある吸血衝動を10年間も理性で押さえつけなければいけない。そうまでして彼は「人間として死にたい」と、思ったのだろう。

吸血鬼の弱点

吸血鬼は人間時代に思い入れのあった物に触れている間は著しく弱体化する。その物への思い入れが強いほど効果が高い。

また、吸血鬼側が人間に恋をしていた場合、その人間の血を吸うと死んでしまう。


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