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概要編集

声:榎木淳弥(アニメ版)


逆転裁判3』第1話『思い出の逆転』に登場。年齢22歳。身長177cm。


本編から約5年前、成歩堂龍一と同じ『勇盟大学』に在籍していた学生で、薬学部の4回生だった。当時は芸術学部の3回生だった、成歩堂にとっては先輩に当たる。裁判長曰く、所謂「インテリゲンチャ」な人。イギリス好きで、事件当時に着ていたジャケットの背中には「ユニオン・ジャック」がプリントされていた。


ある雨の日に、大学の校舎裏で遺体となって発見された。ジャケットの胸に、成歩堂の掌紋(掌にとっての指紋)が残っていた事や、遺体の左手に成歩堂が事件当日に紛失した、風邪薬の瓶が握られていた事等から、警察は呑田が亡くなる直前に彼と会話し、遺体を発見した成歩堂を殺人の容疑で逮捕した。


死因は感電死で、遺体のすぐ側に「切れた送電線」が垂れ下がっていた事から、検察側は「口論の末にカッとなった成歩堂が、切れた送電線に向かって、呑田を突き飛ばして殺害した」と主張している。この送電線は、科学関係の学部や部活の為に配備されている物で、その内の1本で老朽化していた物が垂れ下がり、凶器として利用された。


成歩堂が当時、交際していた美柳ちなみの元彼であり、彼女を巡る三角関係が、事件の引き金になったと考えられている。ちなみとは半年前に別れている。成歩堂と同様、彼女からは仇名で呼ばれていて、成歩堂が名前に因んで「リュウちゃん」と呼ばれていたのに対し、呑田は苗字に因んで「ノンちゃん」と呼ばれていた。


名前の由来は「薬を飲んだら効くぞう」から。脚本家が命名に難航したキャラの1人であり、スタッフ一同に「アイデアはあるか」と聞いて回った所、上記の理由と共に発案された名前が、正式採用される運びとなった。


関連タグ編集

逆転裁判3

成歩堂龍一 美柳ちなみ





以下ネタバレ

















『勇盟大学』の良心編集

実は呑田が所属する薬学部の研究室では「半年前に毒薬が盗まれる事件」が起きており、しかも事前にちなみが研究室に立ち入っていた。


この時に彼は「ちなみの毒薬を用いての犯行、彼女は毒薬を誰にも怪しまれる事なく調達出来る立場欲しさから、自分と交際していただけに過ぎない」と悟り、ちなみとの別れを望む様になった。その矢先に「新しい好きな人(成歩堂)が出来たから別れて欲しい」と彼女自身から打診されて後腐れ無く別れられた。


そして今回も半年前同様、ちなみが研究室に来た後に毒薬が無くなった事から、呑田は「毒薬を盗んだ犯人はちなみ」だと察知。改めて彼女が危険人物であると確信すると、ちなみと交際中だった成歩堂に密かに「話がある」と呼び出した。そして呑田は「彼女とは、もう会わない方が良い。あんたの為なんだ。きっと良くない事が起きる。いいか、聞くんだ。あの女はなぁ‥‥。夕べ俺達の研究室から毒薬を盗みやがったのさ。半年前にも薬品のサンプルが失くなる事があった。その時にも研究室にアイツが来ていた。盗んだの‥‥アイツとしか考えられないんだよ!」と彼女の犯行と危険性を明かした上で忠告した。この台詞からも、如何に呑田が成歩堂の身を案じていたかが解る。


しかし、ちなみに完全に惚れ込んでいた成歩堂は、呑田の忠告に耳を貸さず、恋人を悪人呼ばわりされて「そんな話、信じられるか!」と逆上した彼に、呑田は突き飛ばされて気を失ってしまう。この時、呑田は背後の電柱に激突し、その衝撃で老朽化していた送電線の1本が切れた。成歩堂が去った後、呑田が起き上がろうとした所へちなみが現れ、物影から一部始終を見ていた彼女は、切れた送電線を使って呑田を感電死させ、その口を封じた(実際は送電線に近付くのは、危険過ぎるので不可能なのだが…)


この直後に、呑田に突き飛ばした事を謝罪しようとして、現場に戻った成歩堂は、彼の遺体の側にいたちなみに「私がいた事は黙っていて欲しい」と頼まれ、裁判で弁護を担当した綾里千尋に心を動かされる終盤まで、ずっと黙っていた。この成歩堂による「事件当時、ちなみが呑田の遺体の側にいた」という自白が、千尋がちなみの犯行を立証する為の突破口となった。


総じて、この呑田菊三という男性は「ほぼ面識の無い成歩堂を、どうにかして、ちなみから助けようとしていた善良な人物」と言える。殺されなければならない様な悪行や、素行の悪さ等も特に語られていない為「ちなみと関わってしまったばかりに、不幸に陥る事となった可哀想な被害者」でもある。理不尽な事に、当時の成歩堂からは「愛する恋人の元彼で、彼女の非難までしたので、恋敵も同然」と敵視されて、法廷でも悪し様な物言いをされる事が多かった。しかし結果的には、成歩堂は命拾いして数年後に弁護士として活躍し、多くの難事件を解決に導き、大勢の人を救い出したので「ある意味では呑田の犠牲が『逆転』世界の司法を救った」と言えるのかもしれない。また、この事件は後に弁護士となった成歩堂が、最も許せない犯行に「裏切りと毒薬」を挙げる切っ掛けとなっている。


その不憫さからか、「殺されずに成歩堂と良き友人になっていたら」というifをイメージした、イラストの投稿も少なからず存在する。

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