概要
本型は052型シリーズの第1弾として建造された艦級で、中国海軍での名称は、『052A型駆逐艦』。後に、深圳の原型となったミサイル駆逐艦である。だが、装備面ではフランス海軍のジョルジュ・レイグ級駆逐艦に類似している。主機は中国海軍としては初めてガスタービンエンジンを搭載した。
解説
本型では航空艤装については、1987年から051型「済南」で試験されていたものが採用され、後部上部構造物は哨戒ヘリコプター2機分のハンガーとされた。その後方の艦尾甲板はヘリコプター甲板とされており、ここにはフランス製のSAMAHE着艦拘束装置と機体移送装置2条が設けられている。
兵装は、主砲はH/PJ-33A56口径100mm連装砲で、砲盾の形状を改めて軽量化を図るなどした。これにより、射程が長くなった。
同型艦
本級は3隻の建造が計画されていたが、ほぼ同等の装備でより安価な江衛型フリゲートの実用化により、2隻にとどまった。