概要
『週刊ヤングサンデー』(小学館)2005年38号から休刊号にあたる2008年35号に連載、同誌休刊後は『ビッグコミックスピリッツ』(同)で2008年41号から連載している。また、『月刊!スピリッツ』(小学館)にて日浦匡也を主人公にした『土竜の唄外伝 狂蝶の舞〜パピヨンダンス〜』が2013年10月号から連載されている。
『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(もぐらのうた せんにゅうそうさかんレイジ)のタイトルにより実写映画化、2014年2月15日に東宝系にて全国公開された。監督は三池崇史、脚本は宮藤官九郎。主演は生田斗真。
続編に2016年『土竜の唄 香港狂騒曲』、2021年『土竜の唄 FINAL』が公開された。主題歌は全シリーズ通して関ジャニ∞(現SUPEREIGHT)が担当。
あらすじ
警視庁谷袋署の交番勤務で、警察の問題児である主人公の菊川玲二(きくかわ れいじ)が、広域暴力団数寄矢会(すきやかい)の会長、轟周宝(とどろきしゅうほう)を逮捕するため、モグラ(潜入捜査官)として同会に加入。ヤクザであるがゆえの血生臭い修羅場と、モグラであるがゆえの宿命(味方を敵に回し、敵を守らねばならない)の渦巻く中で、正義感と悪運を武器に玲二が活躍する姿を描く。
主要人物
菊川 玲二(きくかわ れいじ)
演 - 生田斗真
本作の主人公。日浦組若頭・数寄矢会護衛部隊隊員(轟周宝ボディーガード)。20歳。警視庁谷袋警察署の百観音前交番に勤務する巡査だったが、表向きには素行不良で懲戒免職にされ、極秘に潜入捜査官(モグラ)となることを命じられる。日浦匡也の兄弟分となり、盃を受けて数寄矢会の構成員となる。警察官になれたこと自体が不思議なほどのバカでスケベだが強靭な精神力と優れた洞察力、並外れた危機回避能力を持ち合わせている。
日浦 匡也(ひうら まさや)
演 - 堤真一
元・阿湖義組若頭→日浦組組長。数寄屋会四天王。通称「クレイジーパピヨン」。菊川玲二の兄弟分。その超人的跳躍力とキックを武器に、作中屈指の強者として活躍。蝶が好き。同業者に対しては残忍なことを嬉々として行い敵味方から恐れられるが、反面、義理人情に篤い昔ながらの任侠精神の持ち主。