概要
『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこによる小説。
瀬尾自身も患ったパニック障害の経験が一部取り入れられており、瀬尾は「毎回楽しいと思って書いてきた小説であるが、この小説に関しては立ち止まりながらゆっくりと書き進めた」とした上で「そのぶん、ずっと見守りたいと思うかわいい作品になった」とコメントしている。
2024年に映画化。松村北斗(SixTONES)と上白石萌音がW主演を務めており、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』以来の共演となる。
なお、映画版では「栗田金属」がプラネタリウムや顕微鏡のキットを作る「栗田科学」になるなど一部設定変更が施されている。
登場人物
大手コンサルタント会社から転職してきた「栗田金属」(映画版は栗田科学)の社員。
パニック障害を患っており、そのせいで生きる希望を見出せずにいる。
- 藤沢美紗(演:上白石萌音)
建築資材や金物をホームセンターに卸す「栗田金属」(映画版は栗田科学)の社員。
月に1回のペースで訪れるPMS(月経前症候群)の影響でイライラすることが多い。