概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
2009年~2010年に刊行された『角川つばさ文庫』の児童文学。小学校中級から対象にしている。
主人公・さくらが江戸時代にタイムスリップし、三つ目を持つ少年・龍(ロン)と出会うことで自分がなぜタイムスリップしたのかを知り、陰謀に立ち向かう。
あらすじ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
「プチ家出」のはずが、気づいたら江戸時代にタイムスリップしていたさくら。
彼女をまねいた少年・龍は、おでこに3つめの眼をもち、モノノケを使い魔にするふしぎな男の子だった…ロマンティック・アドベンチャー!
(角川つばさ文庫公式サイトから引用)
既刊一覧![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
巻 | タイトル |
---|---|
1 | 龍、覚醒せり。 |
2 | 龍、囚われり。 |
3 | 龍、飛翔せり。 |
登場人物![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
- 久世さくら
本作の主人公で10歳の少女。本当は『久世桜』だが、当人が漢字の雰囲気から桜や酒の種類に見えることを気に入ってないため、あえて「さくら」にしている。
父親が転勤族のため春になると引っ越しをすることにうんざりしているが、今回は本社勤務のため落ち着いている。学校では図書委員をしている。心の中ではやりたくないと思っても、まわりの空気に呑まれてはっきり拒否できない自分に嫌気が差している。
全てが嫌になり、プチ家出した日に富士見神社のクスノキに謎の美少年と洞穴を見つけ、そこに導かれるように洞穴に入り、そのまま江戸時代にタイムスリップをする。
第一巻では小学四年生だったが、次巻以降は五年生になっている。
- 龍(ロン)/婆娑羅丸(ばさらまる)
江戸時代の富士見神社に住む少年。本名は婆娑羅丸だが、名前の呼びづらさからさくらによって龍(ロン)とあだ名をつけられる。(あだ名の由来は彼の髪が龍に見えたことから)
額に三つ目を持ち、開眼している状態は使い魔であるモノノケを召喚することができる。
また開眼して身に宿る能力が目覚めると…。
- 長福
富士見神社の宮司をしている青年でいつもおっとりしている。
龍を「婆娑羅丸様」、さくらを「さくら殿」と呼ぶ。
見た目は20代前後の男性だが、実はとある秘密があり…。
- 鬼一、米吉、粂八(くめはち)
富士見坂村に住む子供達。鬼一がリーダー的ポジションを取っていることが多い。
初めは龍をバケモノ扱いしていたが、共に陰謀に立ち向かうようになってからは彼を仲間だと認めるようになる。