概要
被害者のプライバシーへの配慮から詳しい時期は明らかにされていないものの、この頃に行われた地検内部の懇親会会場で、泥酔して人事不省に陥った女性検察官を、直属の上司であった検事正の男がタクシーで官舎に連れ帰り、姦淫したとされる事件である。
被害者は暴行の途中で目を覚ましたものの、検事正は「これで(被害者は)俺の女だ」などと言って暴行を継続した。
その後、検事正は口止めのために被害者に食事を奢る、中間管理職であった副検事正に「(性行為は)同意があった」などと虚偽の噂を流布させるなど、様々な手でもみ消しを図ったものの、結局退職後の2024年、準強制性交等罪で逮捕、起訴されてしまった。
これ以前に被害者に対し、1000万円の慰謝料を支払って示談を試みているが、被害者は「汚い金は受け取れない」と受け取りを拒絶。示談は不成立となっている。
元検事正は一度は容疑を認めたものの、再度否認に転じるなど不可解な行動を続けており、判決の行く末が注目される。