概要
此の作品は「もしも坂本龍馬が近江屋で暗殺されずに生き残ったなら?」という歴史のifを描いた物語である。原作:梅村真也、作画:橋本エイジ
あらすじ
1867年11月15日、京の近江屋で坂本龍馬と中岡慎太郎両名が「十津川郷士」だと名乗った人物ら数名に襲われる。史実なら額を斬られた龍馬はそのまま死ぬ筈だったが、中岡の機転により生き延びることになる。その後、写真家の上野彦馬と共に討幕を止めようと再び奔走し始める。
登場人物
主要人物
人物名 | 作品内での人物像 | 史実の人物像 |
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坂本龍馬 | 土佐藩の脱藩浪士。1867年11月15日、盟友・中岡慎太郎と共に近江屋で暗殺される筈だったが、中岡の機転により生き残ることになる。その後は写真家の上野彦馬と共に討幕を止める為に奔走することになる。其の活動の一つに王政復古の大号令の際の「慶喜公参内」が挙げられる。 | 土佐藩の脱藩浪士。幕末史の裏で主に活動していた志士として有名。活動の一つに「薩長同盟締結の仲介」がある。1867年11月15日、京の近江屋で何者かに暗殺された。 |
上野彦馬 | 幕末期の写真家。龍馬が長崎に居た頃に知り合ったと思われる(龍馬が彦馬の「長崎の丸山に置いてきた芸妓」の話をしている為)。龍馬を「龍さん」と呼び慕っている。中岡の最期を看取った後、龍馬の介抱にあたり、その後は「龍馬の死に顔を撮る」という目的を立て其れを果たす為に龍馬と行動を共にすることになる。 | 幕末期の写真家。日本で初めて写真館を開いた人物でもある。幕末の多数の志士達の写真を撮ったとされている。 |
土方歳三 | 新撰組の副長。「鬼」と呼ばれ周囲から恐れられていて、外部に敵も多い。龍馬の死後「(龍馬と)斬りあってみたかった」など発言しており、龍馬の生前に特に関わることは無かった。龍馬が生きていると判明したあと、大坂へ向かう彼の護衛にと慶喜から任命され、龍馬と行動を共にすることになる。 | 新撰組の副長。「鬼」と呼ばれ恐れられてはいるが、後世にも伝わる通り美形ではある。戊辰戦争において蝦夷地まで行き、一本木関門で狙撃され死亡する最期まで、戦い抜いたとされる。 |
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