女王(白雪姫)
うぃっくどくいーん
「鏡の中に閉じ込められた男、宇宙かなたの暗闇から出ておいで…吹きすさぶ風に乗って早く！」
「さすれば魔法の鏡よ、この世で最高に美しい女は？」
原作童話の通り白雪姫の意地悪な継母で本作のディズニーヴィランズ。自分より美しい白雪姫をこき使い、あの手この手で殺そうとする。
他のヴィランズどころか、ディズニーキャラ全体を見てもメイン悪役でありながら固有名詞(個人としての名前)を持たないという一際異質な存在。
商品展開やディズニーランドでのイベントなどの際は「Evil Queen」、「ウィックド・クイーン」、老婆モードでの名義としては「ウィックド・ウィッチ」と呼ばれている。
ただし、1937年から1938年まで連載されていたメリル・デ・マリスによる漫画版などでは「グリムヒルド」という名前が与えられている。
顔出しマスク付きの裏地が赤の黒マントと細長い王冠、紫の服とアイシャドウが特徴的。
自分がこの世で一番美人でなければ気が済まないが、いざという時はそのプライドをも捨てて醜い老婆に変装するという度胸もある。
毎日王座にある鏡に話しかけている。
普段はかなり冷静な性格で、感情を表に出すことはないが、老婆になった後は感情が豊かになり、死体を蹴飛ばしたり、レイバンに「食べるかい？」と毒林檎を差し出して脅すなど残虐な面が強調される。
狩人に白雪姫の暗殺を命じるが逃されて失敗。潜伏先の小人の家を見つけ出し、物売りの老婆に変装して毒リンゴを食べさせるが、森の動物たちの報告を受けた小人たちに追い詰められ、崖から転落した。
皮肉にも自分が最も忌み嫌っていた「醜い老婆」の姿で死ぬことになる。まぁ原作のように結婚式の余興で死ぬまで熱した鉄の靴で踊らされるという拷問に遭うよりはさっさと死ねて楽かもしれないが・・・・・・・。
ヴィル・シェーンハイト：ツイステッドワンダーランドで彼女がモチーフのキャラクター。
ガル・ガドット：2025年公開の実写版で女王を演じたが、彼女が以前演じたキャラクターのイメージが強すぎたこともあり、「全然悪者っぽい雰囲気に見えない」「寧ろ本当に白雪姫より美人なのでは？」等と言われてネタにされてしまった。
