概要
やませちか(pixivアカウント)のオリジナル漫画。
2021年7月からはコミックウォーカーやニコニコ漫画でも連載されている。
単行本はKADOKAWAのMFコミックスから発売されている。
2024年4月時点で既刊5巻。
あらすじ
フリーデ国のギューテ商店街に、メイドが宝石を売っている「ローシュタイン」という不思議な店がある。
そこの店頭に立つエリヤは、宝石を介してさまざまな人々と心を交わしていく。
登場キャラクター
- エリヤ・アインツィヒ
主人公。若いメイド。宝石鑑定師の資格を持つ。女性としては珍しく、しかも最年少での取得らしい。
感情を表に出さない落ち着いた性格をしている。決して冷たいわけではなく、接客の際には客の思いに寄り添うことができる。近隣住民との関係も良好。
ローシュタインの不在中は一人で店を切り盛りするほか、空いた時間で原石の選別も行う。また、普通のメイドとして料理や掃除などの家事もこなす。
読書と紅茶が好き。
金銭や名誉の欲は無く、「平和な日常が続いてほしい」が一番の願い。給与は学校に行けない貧しい子供たちに無償で勉強を教える施設「学び舎」に「ザトウムシ」という名義で密かに寄付している。
- アルフレッド・ローシュタイン
宝石店「ローシュタイン」の店主を務める青年。
仕入れのために世界中の鉱山を巡っており、店にいることは少ない。
エリヤのことを大変信用していて、不在の間の店は彼女に任せている。
儲けたいとか有名になりたいという考えはあまり無く、あえて大通りから離れた場所に店を構えており、取材も基本的に断る。
幼いころに事故で両親と妹が亡くなり、親戚である今の家に引き取られた。前の姓はユヴェーレン。
- ラヴェンデル・リヒト・エルフェンバイン
大貴族の四女。第二王子との結婚を控える。
末女だからか自由奔放な性格で、母に叱られてばかりいるらしい。
鉱物好きで、かつては学者など宝石に関わる仕事を夢見ていたが、母に反対され貴族としての人生を選ぶ。
成婚の際に身につけるティアラを求めてローシュタインを訪れ、エリヤと個人的な友人になり、文通を始める。また、エルフェンバイン家は紅茶の農園も経営しており、そこの茶葉を手紙と共にエリヤに送っているらしい。
- レオン・ヴァーハルト
フライハイトタイムズ社の新聞記者。アルフレッドの友人。
貴族の出身だが、諸事情あって勘当されている。
少々口は悪いものの誠実な男。