概要
1881年に、御用鉄砲鍛冶の名門であった国友の門下であった宮田栄助が独立し宮田製銃所を設立、猟銃制作を始めたのが創始である。1889年居留地に住んでいた外国人から安全型自転車の修理を依頼されたことをきっかけに自転車製造を構想し1893年に日本で初めて国産自転車の製造販売を開始した。
1902年には完全に自転車製造に転換し宮田製作所と改称する。一方1907年から自動車の研究を始めフランス・イギリスを参考に1年2か月の歳月をかけ1909年に独自設計の水平2気筒エンジン・トランスミッション搭載の四輪車旭号乗用車を試作。翌1910年にはトライアンフを元にオートバイを研究し1914年にオートバイ旭号として販売を開始した。
1952年には日本初の粉末消火器の製造販売を開始した。1962年にはオートバイ製造から撤退し、翌年宮田工業と改称した。1968年に自転車競技部が最初の活動を始め、1997年には(奇しくも水平対向エンジンを特徴とする自動車で有名な)富士重工業がスポンサーとなりミヤタスバルとして、2007年にプロから撤退し愛好会に転換するまでその名を轟かせた。2010年に自転車部門をミヤタサイクルとして分社し2014年にモリタ宮田工業と改称し現在に至る。
関連タグ
パナソニック - 元親会社
宮田ゆり - 彼女の名字はこの会社に由来する。
ハスクバーナ - 当社と同じく鉄砲鍛冶を祖業としていた企業