概要
富士重工が製造していた大型路線バス向けの車体。正式には「17型E」。
富士重工業が従前製造していた15型車体の大型路線用車体(5E、正式名称「15型E」)の後継として1988年より製造された。
従前製造されていた5Eはモノコックとスケルトンの中間のような構造となっていて、7Eでは印象が大幅に変化した。
主に9〜10mクラスの大型路線車のシャーシへ架装された。主に日産ディーゼル・いすゞのシャーシに架装された他、三菱ふそう、日野、ボルボへの架装例が存在する。
2000年に排ガス規制が平成11年規制(規制記号KL-)に移行した際に行われたマイナーチェンジにより車体構造が変化、新7Eと呼ばれる車体に変わる。新7Eはあくまでも通称で、正式名称は17型Eのままである。
主な変更点は
- コーナリングランプの常設化
- 側面パネルの横方向分割ラインの位置
- 引戸仕様車におけるドアレールの廃止
- 窓下モールの廃止
- 側面最後部吸気口の位置を窓の底辺レベルに変更し、ガーニッシュを廃止
等がある。
なお7Eの派生モデルとしてフロントガラスを屋根まで一体とした7B(17型B)、中型車向けに車体幅を2.3mに狭めた8E(18型E)、8Eのフロントガラスを屋根まで一体とした8B(18型B)がある。
B型は近距離向けの貸切バスや特急バスへの採用例が多かった。