概要
ハングルでは「스시녀(スシニョ)」と書く。
韓国語を学習する日本人の増加に伴い、日本人の間でも知られるようになった。
韓国のネットにおいては、よく韓国人女性と日本人女性は対比されている。そこでは韓国人女性が貶される一方で、日本人女性は礼節を知り、温厚で気の利いたイメージで語られることが多い。ただし、もっぱら差別表現として使われている「キムチ女」「キムチ男」と同様、「寿司女」も差別的な言葉ではないかという意見もある。
日本で萌え化された寿司女やキムチ女のキャラクター、韓国のネット掲示板に紹介され、話題となったこともある。
その他の表現
韓国では2011年ごろから、韓国人男性を指す「キムチマン(김치맨)」という言葉が使われていた。この言葉は最近では「キムチ男(김치남)」と呼ばれることもある。語源ははっきりとしないが、キムチは韓国を代表する食べ物であり、それ以前にも『キムチマン』という特撮コメディーや、ゲームが存在していた。
ここから派生してキムチ女(김치녀)や 寿司女、寿司男(스시남)などという言葉が生まれた。他にも、中国人は春醤男/女(춘장남/녀)、ロシア人は熊男/女(웅남/녀)、イギリス人は紅茶男/女(홍차남/녀)などと呼ばれる。
差別表現か?
韓国のネット上において、寿司女という言葉がよく使用されるのは、キムチ女(韓国人女性)の性格と対比させられるためである。韓国人女性は、韓国人男性からも『猟奇的な彼女』に登場するヒロインのように「我が強い、気が強い」と思われており、キムチ女という言葉自体が実質的に揶揄の意味で使われている。カウンターとして韓国人女性も韓国人男性をキムチマン・キムチ男と呼ぶが、こちらも中傷の意味で使っていることが多い。
自国の女性に辟易した韓国人男性の中には、寿司女ならば誰にでも優しく接してくれるという幻想を抱いている者もいる。もちろんこれは偏見交じりのステレオタイプに過ぎず、隣の芝生は青いものだ。
※『猟奇的な彼女』はニュアンスを正しく翻訳すると『電波的な彼女』になる。奇怪さや異常さはあるものの、グロテスクさや血生臭さ等は含まれないためである。意訳すると『ツンデレな彼女』となる。
日本人女性が寿司女と呼ばれていることを知った一部の日本人フェミニストの中には、罵倒の意味で日本人男性を寿司男・寿司オスと呼んでいたが、あまり定着しなかった。
補足
2017年5月、とあるYouTuberがキッカケで「韓国人は日本女性を"寿司女"と呼んで侮辱している」と、一時的にツイッター等で話題になった。
しかし、実際に動画投稿者が用いていたのは「초미녀(超美女/チョミニョ)」という語句で、これを「초/酢・미/米・녀/女」と誤訳したものだという指摘が相次ぎ、また投稿者が「스시녀」と発言しているというソースの提示もされなかったため、ごく小さな話題に留まる模様。
リンク
カイカイch 現行スレッド 寿司女萌え化計画 2 / 스시녀 모에화 계획 2
ツイッター 寿司女萌え化計画/스시녀 모에화 계획
https://twitter.com/sushinyeo1
大韓民国 namu.wiki「스시녀(寿司女)」