1972年3月16日生まれ、長野県出身。
自らが存在できる場所を求め、海外へ行き団体を移り変わり所属ジムも変更する自由奔放さから、野良犬と呼称されるようになる。
戦績
1988年日本キックボクシング連盟でプロデビュー。デビュー戦をKO勝ちで飾るが、その後3連敗。長野県に戻りアマチュア団体長野県ムエタイ連盟を設立。
1991年全日本キックボクシング連盟で再デビュー。
1993年6月、佐藤孝也にKO負けした後年末までオランダへ武者修行に出る。
1994年10月に全日本キック王者だった杉田健一にKO勝ちするが、1995年1月内田康弘にKO負け。その後は再度オランダのメジロジムへ武者修行。
1996年10月、NJKFライト級王座決定戦で斎藤直弘にKO勝ち。NJKFライト級王者となる。
1997年にオランダのメジロジムへ3度目の武者修行。日本へ帰国後に藤原敏雄と運命の出会いを果たす。
1998年7月、かつての因縁の相手であった須藤信允にKO勝ち、K-Uライト級王者となる。
2000年1月、金沢久幸との全日本ライト級タイトルマッチで判定勝ち、全日本ライト級王者となる。日本キックボクシング史上初の3団体制覇となる。
2000年7月、マルコ・コスタグータにKO勝ち、WKA世界ライト級王者を獲得。
同年12月のマルコ・コスタグータとの再戦にも判定勝ち、WPKC世界ライト級王者も獲得。
2001年5月、ムエタイ3冠王ローバート・ゲンノラシンに勝利していたジャン・スカボロスキーにKO勝ち。
2001年9月、ラジャダムナンライト級王者テーパリット・シットクヴォンイムにKO勝ち、ムエタイライト級の現役王者に歴史的な勝利を挙げる。
しかし2002年9月、ムエタイルンピニー3冠王者サムゴー・ギャットモンテープの左ミドルキックの威力にボロボロにされ何もできずKO負け。
その後2002年内の試合には勝利を重ねるがサムゴー戦での怪我は治りきっておらず2003年5月には花戸忍に判定負けを喫する。
2004年4月、サトル・ヴァシコバにスタンディングダウンを奪われ判定負け。
2005年1月には大月晴明にKO負けしWPKC王座陥落。
その後2005年4月以降イタリア王者・オーストラリア王者・イギリス王者達に3連続KO勝ち、再起に成功。
2006年6月、ムエタイライト級6位のヨードクングライにKO勝ち、4月に負けた再戦でリベンジ成功。
2006年11月、ジャルンチャイ・ケーサージムに判定負け、試合後のリング上で突如引退を発表。2007年3月に前田尚紀とエキシビションマッチを行い引退セレモニーを敢行した。
通算成績は69戦46勝(34KO)21敗2分。
引退後の活動
引退後の2007年5月に全日本キックボクシング連盟のゼネラルマネージャーに就任。2009年8月の解散まで活動した。
また劇団で演技を学び俳優としても活動。『チーム・バチスタの栄光』や『三大怪獣グルメ』に出演している。
2019年12月に『電エースキック』で共演した女優のちかまろと結婚。
趣味は落語で古典落語の登場人物をキックボクサーに置き換えた改作を演じる「小林家さとし」として浅草東洋館の定席に出演している。