プロフィール
概要
白井夢結のシュッツエンゲル。一人称は僕。所有レアスキルは不明。
夢結が敬愛する人物だったが、甲州撤退戦の最中に戦死した。没時16歳。
彼女の体には、夢結のダインスレイフで付けられた傷もあり、一時期は夢結にも疑いの目が掛けられたが、この時の夢結がルナティックトランサーを発動中かつ記憶が曖昧だったため直ぐに晴れた。
しかし、彼女の死は夢結の心の中でずっと尾を引いており、戦闘中そのせいで何度も夢結が暴走する原因にもなっている。
アニメでは何度も彼女の幻覚が夢結の元に現れ、話し掛けるようになった。夢結が梨璃と触れ合うようになってからは見えなくなったが、第十話Cパートにてまた見えるようになる…。
また、心を病んでいる節があり、夢結に自身の事を殺して欲しいと呟いている。
過去に何らかの経験で心の底に深い絶望を抱き、自分も含めた全てを憎んでおり、そんな彼女が夢結と出会ったのは光ではあったが、それはあまりも遅すぎた。
アニメや小説とはパラレル設定である舞台版では、御前が何故か彼女のシュッツエンゲルの認識票を持っており…。また、こちらでは逆刃持ちの戦闘スタイルらしい。
容姿
銀色のショートヘアに黄色の瞳の、中性的な顔立ち。
アニメ版のビジュアルでは高身かつ非常にスレンダーな体型だったが、後述のラスバレでは大きめに書き直された。
ラスバレ
2024年のリリサマイベント『Peaceful Vacance』にてプレイアブル化。
イベントには登場しないが、メモリアストーリーにて登場する模様。
レアスキルは『鍾愛』。
余談
予てから彼女の存在については言及されていたが、アニメで初めてビジュアルが公開された。
関連項目
ここからアニメ版の核心に触れる記述があります。未視聴の方はご注意下さい。
彼女の持つレアスキルはカリスマの上位互換である「ラプラス」(後にカリスマはレアスキルではなくサブスキルであり、それが昇華してラプラスをはじめとする別の強力なレアスキルになる可能性がある事が発表された)。
通称「支配を司るレアスキル」と呼ばれ、夢結から預かったダインスレイフの術式はこれによって書き換えられている。
しかし、そのレアスキルはヒュージに対して使われている事が明らかになり、アニメに出現するヒュージの異常な攻撃の要因にもなっている。
彼女の抱いていた夢結以外の全てのものに対する悪意が遺されたダインスレイフを介してヒュージを狂わせていた。
以下に、そのヒュージ達の動向について述べる。
・第6話
何と体内にその問題のダインスレイフを取り込んでおり、戦闘中の夢結に梨璃が取り込まれる幻を見せ、暴走させた。しかし制御が出来ていないらしく、身体中から青い炎が吹き出ていた。後にダインスレイフは一柳隊によって回収、工廠科に運ばれた。
・第9話
ノインヴェルト戦術への対策か、九つのマギによる攻撃を仕掛けた。
一柳結梨に討伐されるも、彼女を道連れにした。
・第11話並びに第12話前半
宇宙空間から後述の赤いヒュージを学院に落とし、その時に生じた結界で梨璃以外のリリィのマギを封じてしまう。
その赤いヒュージも一時的だが、ノインヴェルト戦術の魔法球を奪い取る活躍も見せている。
因みに、何故梨璃のみ結界が効かなかったのかについて、劇中においては、
「唯一、カリスマやラプラス持ちには通用せず、梨璃のレアスキルがカリスマ若しくはラプラスだったため、通用しなかった」
と推測されており、事実、梨璃と夢結のマギの共振によって、他のリリィ達のマギが復活している(現に二水が鷹の目を使っている)。
他に考えられる要因としては、
「梨璃がまだレアスキルを覚醒させてなかった(かつ調査中で誰も分からなかった)」
「第10話のリリィ総出によるマギの共振には梨璃が謹慎で隔離されていた為にこの場に居らず、そのために梨璃のみ結界が効かなかった」
可能性もある。
・第12話終盤
アルトラ級が登場。何気に原作での名称が出るのは初めてである。
海底で休眠状態だった所をバグ状態のダインスレイフを携えた梨璃と夢結に突かれて討伐、二人に恥ずかしい格好で生還かつそのまま週刊リリィ新聞の一面に掲載させた以外に目立った活躍は無かった。
また、ダインスレイフを通じて梨璃に美鈴の真意が通じたような描写が存在している。
ここから舞台版『Lost Memories』の核心に触れる記述があります。未視聴の方はご注意下さい。
彼女の正体は秘匿されていた強化リリィであった。
ラプラスのように見せかけていた能力の正体はブーステッドスキルエンハンスメントでサブスキルであったカリスマを増幅させたものであり、本当のレアスキルはユーバーザインのS級。
なぜ、彼女は夢結の記憶を改変したのか。
それは夢結の人生に影を落としていた夢結の姉、白井咲朱の記憶を夢結の記憶から消すことで夢結を自由にしようとしていたため。
仮にこのユーバーザインによる記憶改変をしていなければ、甲州撤退戦における負傷から生き延びることができたとも言えるほどの膨大な行使であった。
かつてとは別のモノと成り果てていた咲朱が夢結を高みへと至らせると称して夢結を殺そうとする異常な執着心があったことから、その措置は間違ってなかったとも言える。
かつて彼女が使用したダインスレイフには、彼女の戦闘記録が刻まれており、それを使用したことで戦闘技能を再現できたLを介して図らずも咲朱から夢結を守ることへと繋がった。