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幸塚

ゆきづか

幸塚とは『テニスの王子様』に登場する幸村精市×手塚国光の腐向けカップリングである。
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概要編集

漫画『テニスの王子様』に登場する幸村精市×手塚国光のカップリング。


幸村精市

立海大附属中学校テニス部部長。関東大会では原因不明の難病の手術を受けるため、立海は部長不在のまま関東大会に挑んだ。

全国大会のラスボスであり、神の子と呼ばれ作中でも強者として描かれている。


手塚国光

青春学園中等部テニス部部長。関東大会では負傷した左肩を治療するため九州へ行っており、青学も部長不在のまま関東大会に挑んだ。

作中は幸村と同様に強者として描かれることが多く、手塚を倒したい人物は数多く存在する。


プロフィールの共通点

以下、20周年アニバーサリーブック『テニプリパーティー』を参考。


好きな食べ物

幸村→焼き魚(主に白身魚)、お茶

手塚→うな茶、ロイヒャーアール


魚とお茶、魚にお茶。


手塚の趣味→登山、キャンプ、釣り

手塚のテニス以外の特技→木工、魚をさばくこと


好きな食べ物が〝焼き魚〟の幸村と釣りが趣味で魚をさばける手塚。


好きな音楽

幸村→ブラームス『交響曲第4番』

手塚→クラシック(主にベートーベン)


ちなみにドイツの3Bは〝バッハ、ブラームス、ベートベン〟だ。


趣味

幸村→ガーデニング

手塚→登山、キャンプ、釣り


中学三年生にして自然を愛する男たち。


お小遣い使用例

幸村→ガーデニング用品、本

手塚→書籍代


金銭感覚も近しい二人。


プロフィールだけではこじつけのような気もするが、二人には大きな共通点がある


二人の関係編集

『テニスの王子様』編集

プロフィールの項目でも述べた通り、二人は過去にテニスが出来なくなるという大きな経験をしている。幸村は難病、手塚は怪我によって治療を余儀なくされた。


そんな二人は11歳の頃、Jr.大会後に一度だけ試合をしている。幼少期から神の子と呼ばれ、3年前のJr.大会でも優勝した幸村。


キミが手塚くんだね? 次は俺とやろう


手塚に試合を申し込んだ幸村は、自分の勝利を確信しているようなポーズをしている。しかしそんな幸村と互角、それ以上の強さをみせた手塚。それが二人の出会いだった。



『新テニスの王子様』編集

【U-17代表合宿】

5巻

・Golden age37『さらば手塚国光』

大和VS手塚の試合中、天衣無縫になった手塚に驚愕する幸村。そしてプロになるためドイツへ旅立つ手塚。

そしてこのサブタイトルは今後大切になるのでしっかりと覚えて欲しい。


【U-17W杯】

17巻

・Golden age161『さらば幸村精市』

五感を奪われた幸村精市。天衣無縫になることができない幸村は、テニスをできる喜びを胸に自力でイップスから抜け出した。

ここでGolden age37『さらば手塚国光』のサブタイトルが重要になってくる。


ちなみに『新テニスの王子様』において『さらば / さよなら〇〇』がサブタイトルの回はあと2つ存在する。


1つ目はGolden age143『さよなら 手塚国光』である。これは先程紹介したGolden age37『さらば手塚国光』でドイツに渡る手塚と不二が対戦をした日を振り返っている話だ。不二の『さよなら手塚国光…』と言うセリフがサブタイトルになっている。


そして2つ目はGolden age64『さらば強き中学生』だ。そしてこのタイトルの〝中学生〟は幸村精市を指している。不破が〝幸村が五感を奪われている〟と勘違いをして幸村に言い放ったセリフがサブタイトルになっている。


何かと別れを告げられがちな幸村と手塚。


余談だが『新テニスの王子様』において、サブタイトルにフルネームが入っているのは幸村と手塚の二人と『二刀流大曲竜次』だけだ。


23巻

・Golden age230『開幕! 決勝トーナメント』

ドイツVSスイスの試合を観戦している幸村が『さすがだね手塚国光…他国の主将にも警戒されている様だ』と評価している。


27巻

・Golden age272『それぞれの決戦前日』

ここではドイツとのプレ試合に負けた日から毎日徳川と練習をしている幸村が描かれている。それは徳川と幸村のスキル『能力共鳴』を磨くためなのか……?



ドイツ戦S2編集

※ドイツ戦S2のネタバレを含みます。









ドイツ戦S2

→日本代表 幸村精市 VS ドイツ代表 手塚国光


Golden age296〜Golden age315

→本誌 2020年5月号〜2020年11月号

単行本30巻〜32巻


30巻

・Golden age296『運命のルーレット』


ドイツへ渡り更なる成長を遂げた手塚国光の対戦相手は一体誰なのか。


「『左利き対策』をしてシングルスで彼を倒すつもりだったんだね────手塚国光を」


この台詞にもあるように、幸村はドイツとのプレ試合で敗北したあの日から、毎日徳川と左利き対策の特訓をしていた。(特訓の様子はGolden age272『それぞれの決戦前日』でも描かれている)


本作品において、手塚国光を倒したい人物は数多くいる。その中で抜擢された対戦相手は神の子・幸村精市。サブタイトルの〝運命のルーレット〟は手塚の相手に幸村を選んだ。


・Golden age297『手塚への挑戦状』〜Golden age299『蜃気楼の鏡』


アメリカの医療機関で血液サンプルを検査した結果、幸村の病は完全完治。中学生同士の試合とは思えない張り詰めた空気の中、幸村は開始早々手塚を圧倒する。そして幸村は過酷なリハビリ生活で完成させていた、左右で寸分違わぬショットを打つ『蜃気楼の鏡(ミラージュ・ミラー)』で『手塚ゾーン』を攻略。


「これがテニスなんだね────」


病の恐怖から完全に解き放たれ、未だかつて無い強さで手塚に挑む神の子。そんな幸村に立ちはだかるのは天衣無縫の光を纏う手塚国光。


・Golden age300 『孤独な道』〜Golden age302『零感のテニス』


天衣無縫状態の手塚を相手に、幸村は全国大会で越前に敗北したトラウマを抱えながらも、『天衣無縫にならなくてもテニスを諦めなくていい』と証明するため自身の五感を奪い感覚を研ぎ澄ます『零感のテニス』で天衣無縫に食らいつく。


「俺に越前を…重ねた様だな」


31巻

・Golden age304『誇り高き戦士達』


零感のテニスで天衣無縫を攻略し、蜃気楼の鏡で巧みなフェイクを利用し7-5で第1セットを獲得する幸村。その後も『零式ドロップ』を返し、第2セット目も先にブレイクする。


「今のクニミツは…ドイツに来て以来一番良い面構えだ」


幸村リードで始まった第2セット。しかし手塚は焦る様子を見せず、それどころか再びコートへ戻る手塚は微笑んでいるようにも見えた。


・Golden age306『手塚国光』〜Golden age308『勝者に吹く風は優しく』


プロになるため単身でドイツへ渡った手塚。一人で歩いて行く覚悟を胸に、試合の中で『至高のゾーン(アルティメットゾーン)』を完成させる。ドイツでトレーニングを積んだ手塚の腕への負担はない。手塚の腕もこの試合では完全完治している。


ドイツ戦S2は怪我と病気で一度はテニスを失った者同士が完全復活を成し遂げ、100%の力でぶつかりあった至高の試合であると言える。そして第2セット目は6-3で手塚が獲得。


「ようやくイップスになってくれたのにな…」


迎えたファイナルセット、一度は五感を奪われるもすぐに天衣無縫で五感を取り戻しイップスから抜け出す手塚。執念深い幸村のテニスはどこまでも手塚に食らいつく。


・Golden age309『未来』〜 Golden age312『誰かの為じゃなくて…』


『苦しい道のりを歩んできた2人。試合を通じシンパシーを感じていた』


そして遂にマッチポイントを迎えた二人。


「キミの未来…奪わせてもらう」


同じ攻撃展開をランダムに散りばめ、徐々に全ての攻略方法を試していた幸村。手塚の未来を奪った幸村は、神の子の名に相応しく奇跡の追い上げで手塚を追い詰める。


「こんな心の底から突き上げてくる昂揚感は初めてだ!!」


時間を共にしてきた立海部員も驚く程に感情を露わにする幸村。対して手塚は『勝ち続ける事で…皆の声援に応えたい』と覚悟を決める。


「監督…未来を塗り替えて来ます」


それぞれの国を背負った二人の戦いは最終局面へ。

この試合の勝敗はぜひその目で確かめて欲しい。


試合会場の外には美しいダリアの花が咲き誇っていた。


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