概要
風見幽香と稗田阿求の二人のカップリングとしては「幽あきゅ」があるが、それにとどまらずより二人を祝い、あるいはその行方に幸多からんことを願うときなどに、このタグが用いられる。
「悠久」と「花」
「悠久」とは果てしなく長く続くことであり、「花」は二人にまつわる要素(幽香は花を操る程度の能力をもち、阿求は大きな花の髪飾りを身につけている)である。
鮮やかで力強い花々がいつまでも健やかにあってくれる事を祈るように、二人の末永い幸福を願ってやまない想いが、ここには込められている。
また、「悠久(yuu-kyuu)」には「幽香(Yuu-ka)」と「阿求(A-kyuu)」の両者の音が含まれている。表記を変えれば「悠久」とは、即ち「幽求」なのである。
これは、そもそも「悠久」と言う語そのものが、二人の永遠性を祝福していることの証左なのである(と理解するのだ)。
一方で「花」は美しさのたとえの他に儚いことを暗に含むものでもある。
阿求は短命の宿命を持ち、長命な幽香とともに「悠久」を歩むことはできない。
しかしながら、阿求は転生によって再び幻想郷に舞い戻る存在でもあり、その時に幽香も幻想郷に存在していれば、二人はまた出会うことができるのである。
二人の「悠久」が季節が巡る度に再び美しく鮮やかに咲き誇る「花」たらんことを願わずには居られずにはいられない想いに溢れているのが、この「幽あきゅは悠久の花」なのである。
ただし、それぞれの作品で表現されている愛情の形は勿論様々である。
そこには作品ごとの「花」のあり方がある。
花に多様な姿や生き方があるように、二人の間についても多様な愛が描かれるのである。
関連イラスト
- 花のように多様な愛