概要
え…!?この素晴らしい作品の題名やタグが…ラクガキ?
ははは、この絵が落書きなんてある訳がない。
え…でも…何度確認しても落書きって書いてある…し…
・・・そうか、俺、落書きの意味を間違って覚えてたんだ。
広辞苑なら、きっと正しい落書きの意味が解るよな!!
調べてみよう。
「たわむれに書くこと。また、その書いたもの。」
――――――広辞苑より抜粋。
・・・やはりこの作品の事とは思えない。
…のように、広辞苑を疑ってしまうほど作品のクオリティが落書きの域を明らかに超えている作品に付けられるタグ。
ところがどっこい
2021年に発売された三省堂国語辞典第八版にはなんと「落書き」で3つの意味が掲載されるようになった。
- 人のめいわくになる所に<書くこと/書いたもの>。「かべに落書きする」
- 軽い気持ちで<書くこと/書いたもの>。「メモ用紙に落書きする」
- へたな文章や絵。「ほんの落書きです」
三省堂国語辞典第八版より
さらに、2023年に発売された三省堂現代新国語辞典第七版では、語義区分②として「SNSに公開したイラストなどの、謙遜した言い方。」の記述が追加された。
今後、広辞苑などの辞書が改訂により「落書き」の意味をどのように加筆されるのか気になってくるであろう。