概要
現廉王は鴨世卓。
元は地方の農民で贅沢を好まず地道な暮らしを望む穏やかな人物。
くわしい政治のことはわかっていないが、「国」を大地になぞらえており、「国にとって必要なとき」に「いらない枝(無駄)を切り」、「必要な肥料(政策)を施す」ことを基本的な政治方針として国を治めている。
王の穏やかな性格もあって、漣国の王宮は他国の王宮と比べてものんびりとしており、王みずから果樹園を作って、近臣や他国からの来客にもふるまっているようである(泰麒も最初に会ったとき、王宮で果物を育てる役目をもらった人と思ったくらいで、世卓自身もそう思っている)。