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概要編集

小野不由美の小説『十二国記』の登場人物。

十二国の一つ漣極国を統べる王。


20代半場に見える朴訥とした雰囲気の人物。

みずから農作業を行うため日焼けしており、礼服を着てないと高貴な人物に見えない特徴をもつ。

それもそのはず、もともと鴨世卓は農民であり、廉麟の訪問を受けるまで政治とは関係のない、地道で穏やかな暮らしをつづけていた。

鴨世卓の統べる朝廷は、王宮まで鷹揚でのんびりした雰囲気を保っており、泰王・驍宗の使いとして訪れた泰麒阿選は自国の王宮とのちがいに唖然とし、引きつった表情を見せている。


登極後すぐに、民に与えられた初勅は飾り気のない「万民は健康に暮らすこと」である。

それ故「国」を「大地」となぞらえる鴨世卓は「王の仕事」を「(国から与えられた)お役目」と考えて政治に反映、対策が必要なとき初めて「余計な枝を切り(無駄を省き)」「必要なときに肥料と水を与える(政策を講じる)」ことを基本姿勢としている。

関連タグ編集

十二国記 漣国 廉麟 廉王

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