概要
京浜急行電鉄の京急蒲田駅の高架化事業(立体交差化事業)完了により発生していた現象。
エアポート急行の横浜方面増発に際し代替として設定されていた品川〜京急蒲田間のみの運行の普通列車、通称「蒲田ローカル」運用は、2番線へ終着後に京急川崎駅隣接の折り返し線まで回送。そして折り返し後は再び当駅まで回送され、5番線へ入線後に客扱いを行ってから品川方面へ発車していた。
この京急蒲田駅は高架化完了後2面6線のホームとなったが、2番線は3番線の奥(横浜方面寄り)にあり、3番線を通過しないと2番線に入れないという特殊な構造。そのため、京急蒲田止まりの電車が接近すると、「まもなく3番線を当駅止まりの列車が通過します。危険ですから黄色い線の内側にお下がりください」というアナウンスがなされていた。
輸送力適正化に伴うダイヤ改正が2021年3月に行われ「蒲田ローカル」運用が正式に廃止。この結果「当駅止まりの列車が通過します」というアナウンスは聞く事が出来なくなった。