「アリーナサンキュー!」
CV.間島淳司
概要
「ぼっち・ざ・ろっく!」の登場人物のひとりで、主人公後藤ひとりの父親。
ひとりが持ってるギターは、直樹から借りたものである。
若い頃は(売れない)バンドマン。地方企業のCMに、自作の曲が採用されたこともあるが、そこがピークだったらしく、その後は鳴かず飛ばず。恋人だった美智代からは、「就職しなかったら別れる」と迫られ、就職した過去がある。
娘のバンド活動は全面的に応援しており、自身の経験をもとに、ひとりにアドバイスすることもある。
ひとりの「ギターヒーロー」名義の動画サイト活動も彼が勧めたもので、こっそり付けておいた動画広告で発生した収益を後にひとりに与えている。
他人には分かりづらいひとりの表情の変化も敏感に察し、文化祭での演奏を見た時は「楽しそうだ」と喜んだ。
手先がわりと器用で、「完熟マンゴーロボ」は直樹が作ったものらしい。
家庭内ヒエラルキーは極めて低く、後藤ふたりを甘やかした結果、ふたりの中では、飼い犬であるジミヘン以下。
ただ、嫌われてるわけではなく、舐められているという感じであり、ふたりからは「遊んで」とせがまれる場面もある。
一方で休日には美智代と共に(ひとりが歌詞作りに悩んでいる傍らで)洗濯物を畳む、一緒に買い物に行く、喜多ちゃんや虹夏がぼっち宅を訪れた際には唐揚げなどの料理を振る舞ってもてなすなど、家事の描写もかなり為されており家庭環境は良好と思われる。もっとも家庭内ヒエラルキーが低いためにやらされている、との解釈もできるが…。
務めている会社では「窓際族」とのこと。持て余し気味の時間は、ひとりのバンド活動の応援につぎ込んでいる。
一方で2階建ての一戸建住宅を有し、家族3人と一匹を養い、数十万するギターを趣味で有していたなど金銭的にかなり余裕がある。それだけ大手に務めているのか、それとも実家が太いのか、詳細は不明である。
6巻では虹夏が企画した結束バンド自主企画ライブにて、枠埋めという形ではあるが元メンバー達と共に参戦。詳細な演奏内容は不明だが喜多からは「渋くてかっこよかった」、虹夏からは「面白バンドかと思ってた」と評されており、それなりの物だったと思われる。ただし「アリーナサンキュー!」と叫びながらピックを投げるなど、ひとりからは「お父さんの妄想さえ痛々しくなければ…!」と嘆かれた(観客の反応も寒々しいものであった)。
またこの際、ひとりが学園祭で破損したレスポールを修理したものを使用していた。
美智代との馴れ初めは、下戸である直樹がバンドの打ち上げで一気飲みを強要されているときに、突如美智代が乱入してきて、酒豪である彼女が代わりに一気飲みしたために惚れたからとのこと。
元バンド(名称不明)
サムネ画像の通り、直樹を含めた男性4人組のバンド。他メンバーは「未だ直樹とビッグになることを諦めない熱血漢」、「現在の邦ロックは魂が入ってないと嘆く男性」、「もう二度とギターなんて握らないと誓ったのにと悔やむ男性」など、「なんか色んな人生が垣間見える」(虹夏談)メンツである。
年齢・容姿
年齢は、2巻の巻末漫画(時系列は、文化祭ライブの前くらい)の時点で40歳。
漫画では、常に目の部分が隠れており、素顔がわからない演出をされている。アニメでも基本、目元は隠れているが、アフレコ台本の表紙には、若い頃の後藤夫妻と思われるイラストが描かれており、その中では素顔のお父さんが見れる。→こちら