もしかして
概要
怜悧とは、頭が鋭く利口なことを表現する言葉である。
怜は『賢い・聡い』、悧は『頭がよく働いて賢いさま』の意。
『怜悧な頭脳』『怜悧なるがゆえに』『持ち前の怜悧さで切り抜ける』『怜悧に判断する』のように使用する。
誤用『怜悧な美貌』
『pixiv』や『小説家になろう』などの小説投稿サイトにおいて『怜悧な美貌』という表現を見るとことがあるが、これは日本語としては間違った表現である。
この誤用は、文脈から察するに『冷淡さすら感じさせるクールな美しさ』という意味で使われているケースが多い。
これはおそらく
などの理由によって引き起こされ、その誤用を含むネット小説を読んだ者がそれをそのまま自分の作品でも使用し、ネットラノベ界隈で広まったものと思われる。
この誤用はかなり広まっており、現在では「『怜悧な美貌』とは、賢そうな(知的な)整った顔立ちという意味です」などの誤った解説をする個人ブログも見受けられる。
『怜悧』は見た目を表す言葉ではないため、もし『怜悧』という言葉を用いて『知性を感じさせる美しさだ』ということを表現したい場合は、『怜悧さを感じさせる美貌』などと表記すると正しく意味が通じる。
また、美しさを表したいわけではなく、単に『賢そうな顔だ』ということを表現したい場合は『怜悧な顔つき』などの表現がある。
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外部リンク
- 怜悧/伶俐(れいり) の例文・使い方・用例・文例(goo辞書)