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CV:能登麻美子 (KADOKAWA公式ボイスコミック・アニメ版共に共通)

概要

正蔵の妻。旧姓・佐々木。彼女も同様に若返り、誰もが振り返るような美貌の女性になった(若返っても髪色は白髪のままであったが、本来の髪色は黒であった事が回想で判明している)。

胆力と器量を兼ね備え、男もも惚れる肝っ玉母さんで、その美貌から来る色気と長年の経験が培った包容力を無自覚に振りまき、周囲の人間をとりこにしてしまう。

その魅力は、作中で若返った彼女に間近で世話を焼かれた町内会の老人男性が「…心臓発作起ごるかと思ったぞ」とコメントするレベル。

なお、五十嵐兵助が町対抗運動会のたびに因縁をつけてくる要因の一つが、若い頃はイネに惚れていたものの、正蔵と結婚した事に端を発しているというのだからその美貌の程が窺える。

そんな彼の孫である将太と自身の孫である未乃の恋模様を陰ながら見守っている。

穏やかそうな見た目に反して実は強気な一面を持つ。それは正蔵関係で顕著に現れ、正蔵のお見合い相手に対して「ワシの恋人に手をつけるな」と啖呵を切ったり(ただし、相手にも別に好きな相手がいたとの事で三角関係のような修羅場にはならず、すんなり身を引いてくれた)、若返った正蔵を気に入ったに対しても正蔵は渡さないと口にしており、それ絡みで正蔵が理不尽な目に遭う事も…。

元は東京に住む華族のお嬢様だったが、戦時中に母方の親戚を頼って青森へと疎開、両親との死別と戦後の財閥解体を機に一家離散となり、地位と財産を失った状態で青森に定住する事になった。

正蔵と出会った当時は、彼女の父が生前、母方の親戚に対して高慢な態度をとっていたために彼女自身が親戚中から疎まれており、事実上の住み込みの女中扱いをされていた。

更に、訛りの強い青森の言葉や、容易くよそから来た人間を受け入れない風土に馴染めず、しかも、東京の言葉を話す彼女を奇異な目で見て馬鹿にする者までおり(いわゆる「東京もん」扱い)、世間の寒風に当てられて性格も冷えきってしまっていたが、正蔵との交流で本来の明るさを取り戻していった。

その生い立ちから、元来は標準語を使っており、方言は正蔵と結婚してから身に付いたもの。

19歳の時に彼女から告白したのを皮切りに、恋愛面では基本的に彼女が主導権を握っていた様子。正蔵と交際を始めた前後で大病を患ってからは、旅行に出かけるにも難儀する程の病弱な身体になったが、その状況下でも正蔵に対してはちょくちょく肉食系女子ぶりを発揮しており、恵体である正蔵を先に参らせる程の性豪だった模様。

そもそも2人が結婚に踏み切ったのは、お互い別の相手を宛がわれそうになった事を危惧したイネが神社で逢引きしている時に正蔵を押し倒し事に及んだのが原因。

当然そんな事は誰にも言えず正蔵と共に墓場まで秘密を持っていくつもりだったが、ある不思議な現象により未乃と五十嵐将太にバレてしまった。

若返った際に、同じく若返った正蔵に合わせられるだけの体力と運動神経を取り戻しており、二人三脚では肩を組まず、腕を振るタイミングがバラバラにもかかわらず、踏み出すタイミングはバッチリであり、現役高校生二人をアッサリと追い抜いてみせた。

加えて長年、農業で培ってきたスキルの賜物か、玉入れではカゴすら見ずに全弾カゴに入れるエイム力の高さを見せている。

保有スキル

直感(EX)いわゆる女の勘。正蔵に(恋愛面での)危機が迫ると、どこであろうと感知する

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