概要
古来、「水術」「水練」「踏水術」「游泳術」「泅水術」等と呼ばれ、武術としての起源や発展の歴史をもつものが多く、通常の泳ぎの他、視界を保ったまま飛び込んだり、甲冑を着用したまま(武装したまま)の着衣水泳とも呼ぶべき泳法や、水中での格闘技術、立ち泳ぎの体制での火縄銃の射撃など、水中での戦闘技術、さらに流派によっては操船術も含むものまであり、歴史も400年以上はあるとされる。
江戸時代に発展、明治以降は「日本泳法」「古式泳法」と呼ばれるようになった。
現在、13の流派が日本水泳連盟により公認されており、同連盟は、範士、教士、練士、游士、如水、和水、修水の7つの日本泳法の資格を認定している。
競泳4種目は日本から見れば外来の泳法であり、規則上は今でも自由形を日本泳法で泳いでも違反ではないものの、スピードではクロール泳法にまったく敵わない。
しかしアーティスティックスイミングや水球、溺水者の救助法でも必要な技術もある。
主な泳法
伸泳(のしおよぎ)、片抜手(かたぬきて)、扇平泳(あおりひらおよぎ)、抜手(ぬきて)、立泳(たちおよぎ)、潜(もぐ)り、浮身(うきみ)、逆飛(さかとび)、立飛(たちとび)等・・・
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世界!ニッポン行きたい人応援団:2017年10月23日放送分で、古式泳法を独学で学ぶポーランド人が登場、2人(一人は元競泳選手)が年に一度開かれる資格審査を受ける様子が放送された。
⇒詳細はこちら。(番組HP ⽇本泳法の各資格登録者⼀覧)※「游士」の5ページにポーランドの二人が記載されている。