概要
星のウイッチとはマッグガーデン発行の月刊コミックブレイドで2006年3月号から2007年6月号まで連載された原悠衣による漫画作品である。
単行本は全3巻で原悠衣としては堕天使カナンにつづくコミック連載作品である。
あらすじ
宇宙には人の住んでいる星が2つある。ひとつは、人間の住んでいる星“プラネット”。そしてもう一つは魔女が棲む星。神秘と魔法の“星アルテミス”。お互いの星は永らく関係を絶っており、プラネットではその存在自体が御伽噺のようになってしまっている部分がある。
物語の主人公であるカヅキは、マリーと名乗る少女と出会うことでアルテミスで起ころうとしている出来事に巻き込まれていくことになる。
少年の壮大で行き当たりばったりな冒険が始まる。
登場人物
- カヅキ
プラネットに住む11歳くらいの少年。兄弟がおり、兄が経営する店の手伝いをしている。
昔父が話してくれたプラネットの存在を信じており、星の写真を撮ったり日々研究をしていた。
ある日ヴィオラ・マリーと出会いアルテミスへ行くことになる。
少々天然だが、それゆえポジティブ。困っている人を放っておけない性格で、アルテミスでのマリーの「人助け」にも協力している。
- マリー
カヅキが店前で清掃中に見かけたアルテミスの大魔女。見た目はカヅキと同じくらい。
胸から懐中時計をぶら下げており、薄紫のロングヘアーを持つ(同作者のキャラクターはイラストによって若干髪の色が変わるが、マリーが一番絵によって色が変わるとのこと)。口調は少しキツく、ちょっとおばちゃんっぽい。少々マヌケだが根はやさしく、ある事件で喪った人物のことを想っている。
アルテミスからヴィオラを追いかけてプラネットにやってきて、ヴィオラがかけた呪いを解くためにカヅキをアルテミスへ連れて行く。
普段はアルテミスで魔力を集めるために魔法を使って人の為になる事をしている。
Pixiv内で唯一イラスト作品が投稿されているキャラクターである。
- ヴィオラ
消え去ったマリーを捜している途中でカヅキが出会った変な服を着た女性。マリーが捜していた人物であり、出会ったカヅキに対し、死の呪いをかけて消え去ってしまう。
- コーデリア
昔アルテミスの城に仕えた女王。ヴィオラと顔がよく似ている金髪の女性。マリーとは昔からの友人のような関係で、アスターとは幼馴染であったがある事件に巻き込まれてしまう。
- アスター
アルテミスに住む、魔法が使える男性。髪が長く目が隠れており背が高い。
ある日コーデリアが住む城での事件に巻き込まれマリーと約束を行う。
コーデリアのためなら何でもするくらいコーデリアを愛している。それ故の悪だくみもしており、本作では悪人としての扱いが強いが、作者の身内では愛されていた模様。
- オズ
自称「道化師のオズ」。また、自らを「過去と未来を知る傍観者」と称し、物語の舞台に関わらない姿勢を示しているが、マリーなどに電話をかけて行動を促したり、カヅキにアドバイスをしたことがある。常日頃から傘を持ち歩いている。
関連タグ
宇宙ヨメ 同作者によるストーリー漫画。