晴川夏海
はるかわなつみ
パワポケダッシュ
初登場時10歳、主人公(ダッシュ)の1年上級生の小学5年生。少年野球チーム「ガンバーズ」に所属している。二塁手にもかかわらず左投げの選手で、さらに両打ち(左投両打)という珍しい選手でもある。
選手としては高い守備力と確実に進塁する打撃能力を備えた堅守巧打の選手である。
自身が6年に進級した時にはキャプテンとしてチームを牽引、引退時には主人公(ダッシュ)をキャプテンに推薦して後を引き継がせた。
街ではたまに「晴川夏子」という妹を見かけることがあるが、これは実は夏海本人。チームでは「女だから」と特別扱いされるのを嫌って、自分が女であることを隠して所属している。
しかし、自身が女であるという自覚もあり、練習の無い日には女の子らしい格好をして外で遊んでいた。これが見つかった時の言い訳が「妹」である。
当初は主人公(ダッシュ)を含めて誰も女性であることを知らなかった。
しかし、合宿で風呂に入る所を主人公(ダッシュ)が目撃。一緒に入ろうとして、女風呂に入ったことに気付かずに後について行き、入浴中の彼女を目撃。女の子であることが発覚する。
以降はガールフレンドルートの場合、主人公(ダッシュ)と彼女二人だけの秘密として、皆の前では今まで通り、二人の時はガールフレンドとして付き合うことになる。
その後、全国大会決勝戦の応援に来た際にチームの皆にも自分の性別をバラしており、チームの皆の知るところとなる。
なお、この時に同年齢の(元)メンバーであった「羽柴秀虫」は女と判明した彼女に好意的な態度を示していた。
また、ガールフレンドではなく一人の友人として付き合うルートもある。
このルートでは、中学に進学後は、野球部には入部できなかったためテニスを始めており、力のあるサーブを武器に戦う選手となっている。
なお、パワポケダッシュ中唯一BADエンドが用意されていないガールフレンド候補である。
正史におけるその後(パワポケ10)
パワポケダッシュ本編から4年後のパワポケ10(3年目)に登場。
主人公(10)の2年後輩として親切高校に入学した「真薄牡丹」がガンバーズの元メンバーであり、甲子園に出場した真薄の応援として甲子園に現れた。
10公式サイトで「中学でテニスをやっていた」と言われていることから、おそらく主人公(ダッシュ)との関係は一人の友人であっただろうと考えられている。
逆に、ガールフレンドルートでは好意を示していた羽柴とわざわざ一緒に甲子園に訪れており、プレイヤー間では羽柴との関係が話題になった。なお、スタッフからは「連絡を取り合っているのは間違いありませんが、その先はご想像にお任せします。」と言われている。
パワポケの「裏サクセス」はスターシステムを採用しており、表の世界とは全く異なる人物として登場するようになっている。その中で、彼女はパワポケ13で登場している。
ナツミ(13裏)
グレートクイン海軍所属、HMSガルーダ艦長「ナツミ海尉艦長」として出演。海軍内では珍しい女性海軍士官であり、軍内部にもファンがいるような士官である。
国家を守る海軍人としての誇りを持って軍務に臨んでおり、軍務の為に私財を投入することもしばしばある程の忠誠心を持つ。
同じ女性であることや、本人が政治的に王女派に属することから、グレートクイン第一王女ブサイの護衛も担当。個人的にもブサイとは仲が良く、ブサイからは友人と呼ばれている。
ブサイが誘拐された際には軍務と友情の板挟みになるが、結局救出の為に越権し、乗艦ではないハンター級フリゲート「HMSポインター」を動かしブサイ救出戦に参加した。
しかし、ブサイが政略結婚によってツンドランドに送られてグレートクインを追い出された後、海軍内の王女派が(名目上は対ツンドランド戦の終結を理由に)排除され、彼女も強制的に休暇を取らされ、陸上で働く羽目になっていた。なお、これはグレートクイン植民地ニューホープで独立戦争が勃発したことで、海上任務が回されるかもしれないと語っており、近く海に戻れることを示唆していた。
主人公(13裏)とはブサイ絡みで幾度か出会っており、前述したブサイ誘拐の救出依頼は彼女が出したものであった。
また、主人公(13裏)の友人である「ハーシバル」(=表の羽柴秀虫)とは、ハーシバルが彼女に対しブサイ救出戦参加のために檄を飛ばして以降仲が良くなっており、二人の付き合いが続いている様子。