概要
本項では裏サクセスに出演した場合の彼女についても触れる。
表サクセス
開拓分校の学生であり、主人公(13)の同級生。本編以前に親の再婚で一度姓が変わっており、中学までの旧姓は「真武(しんぶ)」。渾名の「ブサエ」はこの旧姓(旧名:真武冴花→「しん『ぶさえ』か」)と「無愛想な顔」をかけられている。
しかし、実際の彼女は感情が表情に出やすく、特に照れると顔が真っ赤になる性質であり、それをごまかして隠しているというのが実情であった。
なお、あだ名の由来についてスタッフがリセット座談会で不細工と言っていた為勘違いされやすいが、渾名の由来は「不細工だから」ではない。
当初はただの同級生であったが、主人公(13)の加入で活気付く野球部を見ているうちに「やる事が無くて暇だから」という理由をつけてマネージャーを務め始める。ただし本当の理由は「主人公(13)に一目惚れしたから」である。このことは彼女にした場合のみ本人の口から語られる。
マネージャーとしては非常に有能であり、頭の回転が速いことを生かして、開拓分校野球部の参謀役としても機能。本校の「ライバル」雨崎千羽矢とは壮絶な頭脳戦を繰り広げていた。
趣味は読書で、特に洋書を自分で訳しながら読むのが好き。しかし、その訳文は「原典の空気」まで再現するほどの「熱中したら周りが見えなくなる」性格から、忠実に訳すことが求められる学校教育では逆に浮いてしまっていた。この症状は歴史や地理の時間でも見られ、熱中したテーマに深く踏み込んでいく様子がクラスメイトから語られる。
上記のようなインドア趣味者ながら身体能力は非常に高く、万能超人である千羽矢と対等に戦っている。
また、中学時代には剣道で非常に珍しい二刀流剣士としても活動していた。現在は活動していないが、剣道で活動中「二頭の蛇」という異名があり、そのことを二階堂真琴(13彼女候補、剣道少女)に覚えられたりしていた。
そんな完璧超人であるが、自らの容姿についてはコンプレックスを抱いている。ただし、彼女の死んだ母親が超のつく美人であったため、比較対象のレベルが高すぎるのがコンプレックスの原因。彼女自身のレベルは非常に高く、千羽矢が彼女のスタイルに関心を示す場面もあった。
このコンプレックスが特に現れるのは尻周り。主人公曰く「細身なのに尻は大きい」とのことだが、本人はそれを強く気にする素振りが見られた。
その他の容姿では父親譲りの三白眼が特徴だが、周囲にはこのせいで「クールできつめ」と思われている様子。ただ、眼鏡をかけて眼鏡フレームで眉を隠し、目を大きく見せるとさらに美人に見えるようになるとのこと。
彼女の父親は、実はパワポケ世界の黒幕であった為に彼女自身が荒事に巻き込まれることもあった。この時にBADルートでは荒事の前後の記憶を消されてしまい、その後主人公(13)との関係がうまく行かなくなり彼女が引っ越すことで関係が消滅。主人公(13)はそれから2年後に別の男性と付き合い、子供を身篭っている状態の彼女と再会する。
GOODでは父親が死に、父親の護衛役であったロボットのジナイダもいなくなり全てを喪った後は唯一残った主人公(13)に対して甘えるようになり、二人で過ごしている様子。ただ、この時の上下関係は主人公(13)が尻に敷かれている模様。
裏サクセス
パワポケの「裏サクセス」はスターシステムを採用しており、表の世界とは全く異なる人物として登場するようになっている。その中で、彼女はパワポケ13で出演している。
ブサイ(13裏)
グレートクイン第一王女「ブサイ」として出演。第一王女ながら身分を隠して貧民街で働き、その経験を王室・政府にフィードバックさせようとする行動派であったが、それ故に政治的には孤立気味であった。護衛役の副官にはナツミ海尉がついている。
主人公(13裏)とは身分を隠した状態で先に会っており、正体を知られていないうちから交流があった。彼女が正体を知った海賊団に誘拐された際に、グレートクイン政府は切り捨てようとしたが主人公(13裏)の尽力によって救助される。この時以来主人公(13裏)に好意を持っている。
その後、グレートクインはツンドランドとの戦争を終結させるための「政略結婚の道具」として彼女を送り出し、事実上厄介払いの形で国を追われることになった。
しかし結婚してツンドランドのブサイ王妃となった後も彼女の意志は変わる事無く、極度の現実主義者である夫ジオット一世に対して、彼女自身の信念に基づいた弱者救済政策を提言。
彼女をある程度信頼していたジオットはそれをある程度取り入れて実行に移したため、皮肉にも祖国を追われた先で評価されることとなった。