概要
七島麻美とは、パワプロクンポケット13に登場する彼女候補キャラである。
ライターは博多幸博氏であり、同シリーズの7の石川梨子や8の高坂茜等と同じく、所謂「緑髪彼女」の一人。
なお、13以降の作品には登場しない。
人物
混黒高校に通う、主人公(13)と同級生のバスケットボール部のエースプレイヤー。ポジションはスモールフォワード。小学生からバスケットボールをしており、一年目にしてエースの座を勝ち取る等その実力は高い模様。(中学生の頃には取材も来ていたそう。)
今でこそ明るい性格でハイテンションな感じだが、バスケに出会うまでは暗い子であった。
そのこともあってかバスケにかなり依存しており、怪我によりバスケが出来なくなって(後述)開拓分校へ編入することになった際は彼女から明るさが消えてしまった。
また、かなりドジであり、
・ブレーキの壊れた自転車で下り坂を走って大破させる
・乗ったことが無いのに移動にスケボーを利用し、下り坂で止まれずコケる(本人曰く「真実は一つ的なアニメを見た事で勝手に進むと思っていた」との事。なお、「それはどこぞの博士が作った特注品」だと主人公(13)は突っ込んでいる)
・その後スケボーの乗り方を教えてもらうもなぜかスケボーが真っ二つに割れる
・バスケの部活にバスケットボールを忘れる
・4限目が調理実習なのを忘れてパンを大量に作ってくる
・スカートの下にスパッツを履くつもりがスパッツだけで登校する
・授業中、机の下に落ちた消しゴムを取ろうとするも、そのまま前転して浴びせ蹴りを喰らわせる
など、ドジエピソードは挙げればキリがない。主人公(13)曰く「自分の食べたバナナで滑って転ぶタイプ」「もはや呪い」。
作中にて
親友の川田由良里と共に混黒高校バスケットボール部に所属している。入部して一年目の体育祭にて1試合のゴールのうち半分を自分一人で決めるの大活躍を見せる。
だがその活躍故に先輩達の逆恨みを買ってしまっており、利き腕である右手に怪我を負ってしまう(主人公(13)の様に先輩が故意に事故を起こした可能性がある)。
当初は大した怪我では無かったが、怪我がどんどん悪化して行き、また長年の激しいトレーニングにより周囲の骨が変形した上に右手首の骨が削られて完全に無くなってしまい、バスケプレイヤーとして再起不能になってしまう。
開拓分校へ編入した際は今までの明るさがウソのように消えてしまっていた。
しかし後に主人公(13)に励まされ、「バスケじゃ無い、自分にしか出来ない事」を見つける決意をする。
エンディング(ネタバレ注意)
主人公(13)共に同じ時間を過ごすうちに、徐々に彼に対して惹かれていくと共に、自分はもうバスケットボールができないのに、主人公(13)は怪我を治して野球を続けていることに無意識に嫉妬し始める。その後も自身の主人公(13)の事への好意と嫉妬という矛盾した感情にずっと悩み続け、ついには彼のことを避ける様になってしまう(この時、主人公(13)は「優輝と戦えるのは怪我のおかげかも」と発言してしまっていた)。
麻美に好意を伝えられた主人公(13)が、自分の気持ちに気づいていたかどうかでルートが分岐する。
気持ちに気づかず、麻美との関係を「友達」という言葉に逃げてしまった場合、BADエンドとなる。
その後由良里に主人公(13)は麻美の心に深い傷を負わせてしまった事をきかされ、翌日に麻美は由良里と共に転校してしまう。
アルバムでは麻美は別の男性と結婚したという知らせが麻美の親友から主人公(13)の元に届き、主人公(13)はあの時の事を後悔しながらも結婚した麻美の事を知ってどこかほっとしているという結末になる。
由良里によって自分の本当の気持ちを気づかされていた場合、麻美に告白し付き合い始め、GOODエンドとなる。
アルバムでは大学を卒業後、スポーツ医学の専門家となった姿が描かれている。
『あのね、先生も昔、ケガをして大好きだったバスケットボールをやめたんだよ。』
『でもね。今はこう思ってるよ。ケガして良かったって。』
『だって、こうして無茶しようとする君を助ける事ができるからね。』
『だから、先生と一緒にケガを治そう。』(アルバム17 「あなたが思うより」より引用。)
彼女も「怪我をしてよかった」という主人公(13)発言を自分にも当てはめられる様になっていたのだった。なお、テーブルの上には主人公(13)とのツーショット写真が飾られている。
余談
先述の通り、シナリオは博多幸博氏が担当しており、氏特有のギャグ調の掛け合いや濃厚なストーリーを見る事ができる。
しかし、博多氏の手がける彼女候補キャラの特徴の一つである「家族・肉親に関する悩みを抱えているのが特徴」に関しては、そういった描写はない(おそらくその部分は親友の方に当てはめられていると思われる)。