概要
本項では裏サクセスに登場した場合の彼女についても触れる。
表サクセス
主人公(ダッシュ)の1年上級生の小学5年生相当。少年野球チーム「ガンバーズ」に所属している。ポジションは外野手。
選手としてはチーム内で一二を争う俊足選手であり、非力さを足でカバーするタイプの選手である。
元々はライバルチームであるサイバーキッズに所属していたが、いつまで経ってもボール拾いしかさせてもらえず、サイバーキッズを辞めてガンバーズに合流した。
語尾に「ワン」とくっついたり、普通にドッグフードを食べていたり、犬と会話できたりと明らかに普通の小学生ではない様子を見せる。
これは彼女の正体が大きく関わってくる。
彼女の正体
彼女の正体は犬である。
元々は捨てられた野良犬であったが、主人公(ダッシュ)のライバルの家である才葉家に拾われ、才葉家の飼い犬として暮らしていた。
しかし、ある日ボール拾いを手伝っている最中に車に轢かれ瀕死の重傷を負う。その際に「野球仙人」という神様に助けられ、人間と犬の中間の存在として復活。しかし、野球仙人はそのまま人間になるための条件として「少年野球大会での優勝」を課した。さらに、この条件が達成されない場合は、そのまま死亡することが告げられる。
こうした理由から少年野球チームに所属していたのである。
結末
ゲームシステム上、彼女の最後の大会は地方予選で強制敗北し死を免れられない運命にある。
好感度が低ければ「楽しい思い出を守るために」真相を告げずに「遠くに引っ越す」と言って密かに旅立つ。
好感度が高い場合最期まで別れきれず、主人公(ダッシュ)の前で倒れてしまい、上記の自分の正体を話すことになる。
そして、最期に語尾に「ワン」と付かなくなったことに自ら気付き、それをもって「最期にやっと本当に人間になれた」と喜び、主人公(ダッシュ)の腕の中で息絶え、彼女の姿は消滅。その場には犬の骸が残されていた。
その後、アルバムでは天国にいる彼女が映し出され、主人公(ダッシュ)との再会を楽しみにしている姿が見られた。
裏サクセス
パワポケの「裏サクセス」はスターシステムを採用しており、表の世界とは全く異なる人物として登場するようになっている。その中で、彼女はパワポケ12(顔出し無しならパワポケ14でも)で登場している。
メモリー(パワポケ12裏)
「ライカン」と呼ばれる狼の魔族の純粋種「メモリー」として出演。
自分の意思で人間状態と狼状態の二つの姿を切り替えることができる。
主人公(12裏)との出会いは、狼状態で人間のトラップにかかり負傷していたところを助けられたことが始まり。その後主人公(12裏)ら「優しい人たち」に養ってもらおうと後をつけて合流。暫く後に人間としての姿を得る。
性格は素直で楽観的、かつ異種族である人間を怖がらない性格なのだが、それゆえに危機探知能力が少々低い。
その探知能力の低さゆえに、子供を狙う人攫いに間違えて連れて行かれたりはするものの、人間を恨んでいるレブナントで、主人公(12裏)らの敵であるザム団幹部のシアン・シンジョーネ相手にも臆することなく懐いている。
アルバムでは、表の夢とも言える「大人の姿」を披露。魔族であることと人間と仲が良いことを利用して、両者の間に立って交渉を行う「人間と魔族の折衝役」を務め、夢である「魔族と人間が共存して暮らせる国」の建設に向けて日々頑張っている。
人間の大人になることを夢見ていた表の彼女の夢が裏で叶ったと言え、ある種表で救いが無かった分の救済と言えるかもしれない。
わんこ(パワポケ14裏)
ホウロク地方のカサにいるシアンの部下。
カイやアカリ、しのぶと同じく表でいうズーコの着ぐるみを着ているが、喋り方はどう見ても犬という事を小杉や真琴から突っ込まれている。
12裏と同じくシアンに懐いており、「ふぁんで」を規制していたオロチが「シアン」という人物である事を主人公(14裏)達に伝えた。