概要
邪動族が崇拝する、闇の九邪動神を統括する存在で、50年前に起きた月の大異変にも関わっていたとされるが詳細は不明。
聖地ルナの奥深くにある闇の魔法陣の真下で眠りに就いているが、意思の様なものも存在し、アグラマントに世界樹の息の根を止める闇の剣を授けている。
邪動族が聖地を占拠していても直ぐに復活できる訳ではなく、十分な充電期間を掛けなければ真の力を発揮出来るものではない。大地達が第3エリアまで到達した段階で胎動を始めており、覚醒すれば六千万年前の第二次マジカル大戦で月面を焦土にさせてまで勢いを止められなかった(大気中の成分すら吹き飛ばし空気も薄まった為に新天地へ移住した。その行き先がラビルーナである)。
この為、アグラマントは三邪動士から制御を補助する協力を仰ごうとしたが、ラビが実の孫であるマリウスと悟ってからは彼を洗脳し、水の力を備えた復活の邪動力を用いて急速に覚醒させた。
姿は闇の後光を配した三面六臂の阿修羅を思わせ、手にした剣、斧、槍などで周囲を凪ぎ払う。大きさは魔動王よりも約3倍。
しかし、使い手の制御下から離れた途端、暴走する程に不安定なもので現にメイ達との激戦を繰り広げた後は更に力を増している。
止める為にはゾーラブレードが必要とされ、光の三魔動王が呪文を唱える事で太陽王が姿を現し、剣を持って一刀両断にした。
本来は高耳族が邪動族に対抗する為にアルテミナパワーを注いで生み出したものであるが、力の制御が上手くいかずに暴走。他の耳長族は対抗する為に光の三魔動王を生み出し、(3進法で成立した理を用いて)九邪動神をも触媒にして封印したのが真相である(これには闇の邪動王も少なからず関係していると云う)。
ノベライズでは解釈が大きく異なり、闇の魔動書曰く『大魔王サタン』と同義語で、形を取らない有機物に近しいものである。