pixivにおける彼のイラストは殆ど『ガス』タグで登録されているため、そちらも参照のこと。
CV:松田辰也
概要
月生まれの地球人二世で、10月10日生まれの11歳。大地やラビに比べると身長が低い(100cm未満)が筋骨隆々で、並の大人なら涼しい顔して倒せる力持ち。一方で朝昼晩と合計9回食べなくては気がすまない大食漢である。料理のレパートリーはムーンチャンコのみ。
一人前の武闘家を目指し武者修行をしている最中、カーニバルタウンの山車に押し潰されそうになった大地を救い、名も告げずに去っていったが、空腹で行き倒れの所を食事のお礼として彼らの旅に同行することになった。
お人好しで礼儀正しい性格をしているが、悪に対しては容赦ない。また、日々の鍛錬を欠かさない忍耐強いところもある。
3話で魔動器の一つ『魔動弓』を引くことに成功し、風の魔動王を操る魔動戦士となった。この弓は決して力では引けず、彼が風の声を聞き、風の流れに乗ることによって初めて力となる。以降は風の魔動王ウインザート及びスーパーウインザートを操る者として活躍することになる。
魔動力は大地やラビに比べ低い…と言うよりも大器晩成型で、当初は武者修行で鍛えた格闘センスで補っていた。彼の場合は今まで格闘云々で続けた為に、魔法合戦では正反対のベクトルに戸惑い、苦戦していただけである。ラビルーナに到達した後は素質を開花させ、最終決戦に於いて三魔動王が太陽王に融合した際には風の魔動力で『護り』を司り、暗黒大邪神の攻撃から二人を防りとおした。
姓名の謎
本項のタイトルとなっている『山本ガス』であるが、放送当時の『月刊OUT』の記事によればこれは製作段階で暫定的に使われていた名前である。
一部媒体ではこれがフルネームであるかのように書かれていたが、決して正式名称ではないのである。
だが、OVA『最後のマジカル大戦』では『山本ガス』、『魔動王グランゾート 冒険編』では『ガス山本』という名前が使われている。
更に小説版でもこの名前が使われているが、小説版はそもそも生きているはずのガスの両親が死んでいたりパラレル的展開が多いので原作とは別物と考えてもいい。
人気
ガスは『気は優しくて力持ち』の所謂『デブキャラ』であり、一般視聴者の子供はともかく女性ウケはあまりよろしくなかった。
その分貴重なデブショタキャラとしてその筋の人からの支持は厚く、これをきっかけに冥府魔道に足を踏み入れたデブショタ専も多い…らしい。
大地やラビの中の人の言い分を含めれば三人でないと物語は成立しない、と言っている。ガスは必要不可欠な存在なのだ。
また第二エリアの転ぶと10歳年を取る呪いにかけられた村では、一人だけ見事にすっころんでしまい、10歳年を取った姿を披露。笑顔が爽やかなイケメンマッチョと化し、これはこれでその筋の人たちのハートを鷲掴みにしたらしい。
月刊OUT増刊号(最後のマジカル大戦の特集本)に収録されたラビの息子の冒険を描いた短編では(写真ではあるが)大地と共に成長した姿を見る事が出来る。こちらもかなりのイケメン。