メイン画像右端の怪人。
東映版スパイダーマン、第一話「復讐の時は来たれり!撃て鉄十字団!!」に登場した。
CV:飯塚昭三
概要
直立したトカゲまたは恐竜を、機械で改造したような姿をしている。
頭部には開閉が可能な装甲があり、これを閉じて頭部をガードする事が可能。劇中では、レオパルドンのアークターンを受け止め、弾き返した。また、装甲を閉じた状態で崖に頭突きをして揺さぶり、逃げるスパイダーマンを追い詰めた。
右腕には剣、左腕には鎌状の刃があり、これらを武器とする。また、左腕鎌の中心部からは、ミサイルを発射する。
サイズは伸縮自在らしく、人形程度の大きさに縮小し、アマゾネスに運んでもらったりもした(縮小状態の造形物は、等身大時とはあまり似ていない)。
自身の意思を有し、会話も可能。スパイダーマンと対決した際には、
「鉄十字団マシーンベム、暴君竜だ!」と、名乗っていた。
劇中での活躍
マーベラーの発掘を行う、山城博士を抹殺し、発掘の妨害する事が任務。
しかし、父を殺された後、ガリアから力を受け継いでスパイダーマンとなった山城拓也が、アジトに乗り込んできたところで対戦する。
ニンダーを次々と倒していくスパイダーマンに対し、巨大化して襲い掛かる。
最初にスパイダーマンは、ストリングスで等身大のまま戦ったが、振り回され岩に叩き付けられてしまった。
が、マーベラーを呼ばれ、マシーンGP7のミサイルを受けた後、マーベラーに乗り込まれる。
レオパルドンに変形したマーベラーと対峙。
左手の鎌からミサイルで攻撃するも、ダメージを与えられなかった。しかし、レオパルドンから放たれたアークターンを、頭部の装甲で弾き返す。
しかしその直後、レオパルドンのソードビッカーを受け、爆発四散した。
余談
そのモチーフは、本家スパイダーマンに登場したヴィラン『リザード』ではないかと言われているが、真偽のほどは不明。
企画当初の名称は「暴君竜ベム」。
また、「テレビランド(作・斉藤英一)」「冒険王(作・すがやみつる)」に掲載されたコミカライズにも登場。
テレビランド版では、頭部の装甲の形状が異なる。巨大化するがレオパルドンは劇中に登場せず、マーベラーの体当たりでバラバラになった。
冒険王版では、アマゾネスとモンスター教授に連れられ、その後ろに立って山城博士の前に出現する。巨大化はしないが等身大ではなく、身長が3m以上の大柄な怪物として描かれている。