「別の役目……馬鹿みたいであります」
プロフィール
人物
元偵察用人形。金髪が特徴的。
義体は軽量化されており、一見すると子供のよう。宇佐美曰く初等科3年生ぐらいとのこと。
羽根がついたランドセルを背負っており、高度6000mまで飛行が可能。
給仕の他、材料の調達も担当している。
軍属時代の名残でぶっきらぼうな口調。言葉数も少なく最低限。
「〜であります」と語尾に付けることが多い。一人称は「月下」、または「自分」。
言われたことは忠実にこなすものの、それ以上の関わり合いは望まない。
いつも無表情で、本人曰く壊れているので笑えないとのこと。
マスターの遠間ナギからは戦わないように言われているが、かつての役目から抜けられず、暴走する機械人形と独断で戦うことも。(ナギはそのことに気づいているようで、溜め息をついている。)
本人は否定しているが犬が苦手。
偵察任務についてた月下にとって鼻のきく軍用犬は天敵であり、従軍中に追いかけ回されてトラウマを抱えてしまったとのこと。
また、生まれたばかりの頃に子犬だと思って近づいて噛まれたこともあるらしい。
偵察人形、月光型の姉妹機。
偵察人形にはすべて「月」の字が当てはめられており、姉妹機には「月天」「月虹」「月桂」などが存在する。
神話の上では、月神はすべてを見通すと言われており、それが名前の由来となっている。
過去
第447師団隷下第1偵察隊に所属。
作戦前の夜、機械人形を連れて戦闘地域を哨戒するのが役目だった。
時には重大な情報を掴むこともあり、敵に察知されても何としても帰還しなければならなかったが、負傷し情報を持ち帰り損ね、自陣を壊滅させてしまった過去を持つ。
そのため戦争が終わった今でも夜になると落ち着かず、毎晩黒猫亭の屋根の上で見張りをしている。
黒猫亭の自律人形の中では唯一、休戦のその時まで軍用人形として活躍していた。しかしローベリアとの停戦協定で自律人形の数を制限することが決定。月下も廃棄処分が決まっていたが、ナギに買い取られることで処分を免れる。ナギの補佐人形の鴉羽や後に仲間に加わった箒星と共に新しい役目を探すこととなった。
余談
キャラクター原案の原悠衣氏は「きんいろモザイク」での繋がりから天衝監督より本企画に誘われた。