概要
日本では聞き慣れない言葉だが、古代中国の医学では頻繁に使われていた用語で「病気ではないけれど、健康でもない状態」を示すものである。
未病はおおまかに、「自覚症状はあるが検査では異常がない状態」と「自覚症状はないけど検査では異常がある状態がある」の2つに分類されている。どちらにしても、今のところは大丈夫だけれども将来には病気になる可能性がある状態を指しているのである。
例えば、今この記事を読んでいるあなたが健康診断を受けたとしよう。
自分の感覚では大丈夫だと思っていたが、検査では体に異常があり、いつの日か病気になるだろうと伝えられる。
これが「未病」状態(砕けた言い回しをするならば、「自分の体ヤバイ」)である。
要するに、予防医学につながる概念である。
原因は蓄積した疲労等が挙げられる。
現代社会における「未病」
今日の社会、とりわけ日本は世界で最も寿命が長い国だと言われている一方で、食生活の欧米化によって大病になり亡くなる人が後を絶たなくなっている。政府が作り上げた国民健康保険法および年金制度も限界が近づいてきており、更にはTPPによって日本の健康保険そのものが一変する不安が募っている。
このような中で、もはや政府らに頼ることなく自分の身は自分で守るべきだ、という声が叫ばれており、そして日本ではあまり使われることがなかった「未病」も近年注目を集めている。
未病なのは筆者やこの記事を閲覧しているあなただけではない、誰でも未病になる可能性はあるのだ。だからこそ、お互いに声を掛け合って自愛していこう。
PIxivにおける未病
今までは表に出なかった言葉であるため、使用頻度はごく僅かである。使われるとしても下のような画像に使われることがある。
「作者は未病」というタグがつけられた画像もあるにはあるが少ない(大抵はR-18つき)。
今のところは大丈夫…ではないかも?
でも、健康第一。自分の体と絵心は大切にしましょう。