概要
光嶺高校一年。坊主頭に右目元の小さな傷が特徴。イニシャルは「K・K」。樋口派一年のトップ・砂原が率いる「砂原軍団」の幹部を務めていた。
朝桐に敗北したことで樋口派の脱退と砂原軍団の解散に及んだ砂原のことを当初はよく思っていなかったが、仁宮の情報をこっそり教えるなど協力的な姿勢を見せ、その後は朝桐たちとつるむようになる。
しかし、この出会いがその後の人生を大きく狂わせる。
実力自体は決して低くないものの、周りが朝桐、砂原、柾木、瀬下、大門寺など、周りが規格外の強さを誇るor強烈なキャラであり、彼らに比べると没個性的で実力も一枚劣るため、どうしても影が薄くなってしまっている。
抗争においても比較的早い段階で脱落することが多く、その度に朝桐からは「共通の青春の思い出が少ない」などと、もはやイジメに近いイジりを受け、さらにはオニギリと本気で間違えられる(朝桐が仲間たちを思い出すシーンでも唯一顔にモザイクがかかっていたこともある)ほど理不尽な扱いを受けている。また、色々な分野で非凡な才能を秘めているが、全て朝桐に才能の芽を摘まれている。さらには『君のいる町』談義でも話が合わず、少し良い出来事があってもすぐにその余韻をぶち壊されている。
このこともあって朝桐のことを非常に恨んでおり、時々ネガティブキャンペーンなどの細やかな嫌がらせを行っているが、非情になりきれないのか温情を見せてしまうこともある(それが報われたことは皆無に等しい)。
砂原軍団の幹部だったこともあってか、砂原の相棒的なポジションに固執しており、それ故に砂原と付き合いが長く行動を共にしていることが多い柾木に対しても強烈な嫉妬心を抱いているため、しばしば自身を砂原の相棒に置いた妄想をしている(そこでは互いに「砂の字」「桑の字」と呼び合っている。なお、劇中では朝桐に対して一度「朝の字」と呼んだが、当然の如く怒られた)。
これらの扱いは他の登場人物からだけではなく、「端の方に小さく描かれる」、「フキダシで顔が隠れる」、「セリフがない」など漫画の構図においても同様である。
余談
ぞんざいな扱いを受けているものの、1話の時点では砂原軍団のシーンの中に桑村と思しき坊主頭の不良が小さく描かれており、3話では名前こそ判明していなかったとはいえ明確に登場しているため、地味に初期から登場している(1話の坊主頭の不良が本当に桑村であったならば、瀬下、柾木、大門寺など一部の主要キャラより先に登場していることになる)。