ではなぜ辞職するのか?
愛美は事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたからです。
みんなも有意義な春休みを過ごしてくださいね。一年間ありがとう。
これで、終わります。
馬鹿ですか?
概要
市立S中学校、1年B組の担任だった女性教師。担当教科は理科。
学生時代には科学者という道もあったが、家が貧しかったため、安定した仕事を求めて教師になった。
教師として自らに「生徒を呼び捨てにせず、丁寧な言葉で接する」というルールを課しているが、一方で必要以上に生徒に干渉しようとせず、結果を出した生徒に関しては一人ずつきちんと評価していたことから一部の生徒からは好感を持たれていた。(北原美月、星野祐介、発明品を否定される前の渡辺修哉など)
恋人の桜宮正義との間に子供を授かったが、結婚を目前に桜宮がHIVに感染したことが判明。子供が世間の批判に晒されることを恐れた桜宮の意を汲み、シングルマザーとして娘・愛美を育てた。
しかし、2月13日、校内に預けていたはずの愛美がプールで水死体となって発見される。
警察は事故死と判断したが、事故とするには不可解な点があったことから事件を独自に調べ上げ、事故ではなく殺人であること、そして犯人が自らの教え子である渡辺修哉と下村直樹ということを突き止める。
例え警察に告発しても少年法によって罪は軽くなる、それでは生ぬるいと判断した森口は自分のやり方で教え子二人への復讐を実行する。
実写映画版
私にも聞こえましたよ、「大切なものが消える音」が。
パチン……じゃなく
ド ッ カ ー ン っ て
実写映画版では松たか子が演じた。
基本設定は原作小説をなぞっているが、終盤で渡辺の発明品を「くだらない」と切り捨てるなど、多少人物像が変更されている。終始淡々としていた小説とは異なり、時折感情を露わにする場面があり、その怪演ぶりは大きな話題を呼んだ。
また、映画ラストのとある台詞については様々な考察がされている。