概要
「IZUMO」シリーズに登場するキャラクター。女郎蜘蛛の妖怪で精霊の一人。後に転生して人間になる。
最初のマニュアルのキャラクター説明では、スサノオの気まぐれで命を救われた蜘蛛が力を与えられて精霊となった存在と書かれていた。
しかし「IZUMO2」では、ロリコン受けを狙ったのか、スサノオがヒミコに術の練習を受けていた過程で作り出された妖怪に変更されている(生まれたときはロリ少女の姿)。しかもそのとき、スサノオは生まれた楓をできそこないと即座に斬り殺そうとした(ヒミコのとりなしで楓は命を救われた)。
コミック版では、楓はヒミコとスサノオが一緒に作った物の怪という設定になっている。
「IZUMO」では最初のボス・女郎蜘蛛として登場。スサノオにできそこないとして捨てられたが、それでもスサノオを愛しており、スサノオに会いたい一心で、自分を倒した塔馬ヒカルに契約を申し出る(誰かと契約をしないと、山から下りられないため)。
楓はヒカルにとって初めての相手である。ちなみに胸はけっこう大きい(ヒカルが桃花と契約時、桃花の胸を楓さんより小さいと評価していた)。
ヨモツヒラサカでようやくスサノオと再会。このときスサノオが美由紀に完全に振られて失恋直後だったこともあってか、スサノオから許されてすんなり受け入れられていた。
戦闘では、召喚呪法『アシッドガス』使用のときに登場。消費霊力が大きいが、全体攻撃の威力は圧巻。ただし、無属性のため、属性によるコンボ攻撃をつなぐことができない。
「IZUMO2」では回想シーンや八岐猛の夢の中で登場。
「IZUMO」の後、楓はスサノオの従者として付き添っていたが、力を取り戻したヒミコとスサノオが対峙した際、楓は己の命と引き換えに反魂の術を使って、スサノオの魂を二つに分けてアシハラノクニに逃がした。分けられたスサノオの魂が転生した姿が、八岐猛と大斗剛である。
その後、楓は意識だけの状態(残留思念)で、完全に消滅する前にもう一度スサノオ(猛)と邂逅できるのを待ち続けた。やがて猛の夢の中で邂逅できた楓は、猛に別れを告げて、猛に抱きしめられながら消滅した。
コミック版では、番外編のヒミコの漫画に登場。ヒミコがスサノオと一緒に楓を作り出したことや、楓が反魂の術を使ってヒミコからスサノオを逃がしたことが描かれている。
「IZUMO2 学園狂想曲」では、人間に転生した姿(冬木凪)で登場。代理教師として赴任してきて、猛と再会する。現在は人間なのだが、女郎蜘蛛としての力も使える。そのことを知っているのは祖母だけで、凪には秘密にするように言い聞かせていた(凪談)。
ちなみにテレビアニメ版「IZUMO -猛き剣の閃記-」では登場しない。
楓としての性格はおしとやかで、年齢を重ねた大人の色香も漂わせていた。しかし、冬木凪として登場した後の性格はドジっ子で、落ち着いているように見えるが、意外とそそっかしい、守ってあげたいお姉さんタイプ。猛のために夜の生活の勉強をしようと、アダルト関連のものを学園に持ち込むなど、ギャグキャラとしての一面も見せていた。
剛もスサノオの魂の片割れなのだが、楓(凪)曰く「私が好きなスサノオ様の部分は猛様が受け継いでいる」とのことで、作中では猛と結ばれる。